第41話
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ィルムのギャスパー社長か。」
「うーん、苦労してそうですね…………」
「能力は有能でも、御しにくい性格の部下の方が無能でも御しやすい部下より厄介ですからね…………」
「やっぱ業界人ってのはどこかブッ飛んでやがるな。」
「それに関しては同感ね。」
「ちょっとマティ?どうしてそこで私を見て言うのかしら!?」
ゴッチ監督がいなくなるとフェリとヴァンはそれぞれ呟き、アニエスとメイヴィスレインはそれぞれすいそっくし、アーロンの感想に頷いたマルティーナに視線を向けられたユエファは顔に青筋を立てて反論した。
「だからこそパワーのある作品を生み出せるのかもしれませんが…………あ、もちろん常識的な方もちゃんといらっしゃいますよ?」
「ま、3割かそこらだけどね。――――――お呼ばれしてるみたいだしあたしたちもそろそろ行かないと。滞在中、貴方達がどう行動するかは任せるわ。ただ今日と明日は夜に一度ずつ、”直接”報告に来てちょうだい。」
「それ以外は自由に動いていただいて構いませんので。よかったら映画祭の方も楽しんでいってくださいね。」
「ああ、そうさせてもらうさ。実のある報告ができるようにせいぜい祈っていてくれ。」
「―――――あっ、、そういえば…………アニエスさん!」
「そうでした――――――あの、お二人共。少しだけお願いしたいのですが…………」
ジュディスとニナに今後の事に伝えられたヴァンが頷いたその時あること――――――シャヒーナから二人のサインをもらってくることを約束したことを思い出したフェリは声を上げてアニエスに視線を向け、アニエスは部屋から去って行く二人を呼び止めてサインの件を頼んだ。その後ヴァン達はホテルを出た。
〜歓楽街〜
「えへへ、シャヒーナさん、喜んでくれるでしょうか?」
「ええ、きっと。折を見て届けましょう。」
ホテルから出たフェリはジュディスとニナに書いてもらったサインの色紙を取り出して無邪気な笑みを浮かべ、フェリの言葉にアニエスは頷いた。
「午後1時――――――これから更に人も増えていくだろう。午後は歓楽街も含めて動くぞ。新しく見えてくることがある筈だ。」
「ま、女優どもも目の保養だったしな。スイーツにもありつけてやる気MAXってところか?」
「それもあるが――――――お前らがある程度”使えそう”なのもわかったからな。今回は良い実地研修にもなりそうだ。裏解決屋の流儀と目線――――――改めて自分たりなりに掴んでみろや。」
「…………はい!」
「了解!」
「偉そうに…………だが上等だ!」
そしてヴァン達は街を見て回りながら4spgを再開した――――――
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