第41話
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コも添え物にはしてるがな。」
(そういうパレードですか…………)
(なんだか楽しそうですねぇ。)
(クク、いろんな意味で愉しめそうじゃねえか。)
ゴッチ監督の話を聞いてパレードの内容を察したアニエスは苦笑し、フェリとアーロンはそれぞれ興味ありげな様子を見せた。
「成程、『ゴールデンブラッド』の先にある、革新的なテーマを見届けられるわけですね?」
「ワハハ、その通りなんじゃ!まさかそこまで見抜いてくれるとは!名前は何という――――――若いの?」
「ヴァン・アークライド。しがない旧首都の便利屋でしてね。ああ、よかったら名刺を。」
そしてゴッチ監督と名刺交換をしたヴァンはゴッチ監督と映画や映画祭についての話で盛り上がり、その様子を見たその場にいる全員は冷や汗をかいて脱力した。
「ふふっ…………盛り上がって何よりですね。」
「まったく…………ギャスパー社長もちゃんと監督の手綱を握ってくださいな。」
「それができれば苦労しないよ…………で、なんだね、そちらの彼らは?便利屋………と言ったか。ブン屋でないだけまあマシだが。」
ヴァンとゴッチ監督の様子をニナが苦笑しながら見守っている中ジュディスは部屋に新たに入ってきたチョビ髭の男性――――――ギャスパー社長に指摘し、指摘されたギャスパー社長は疲れた表情で答えた後ヴァン達に視線を向けた後ジュディスとニナに訊ねた。
「あー、こちらの事なのでお気になさらず。」
「その、プライベートで少々、お願いしているだけですので。」
「フン…………まあいいだろう。それよりジュディス君、ニナ君。到着早々悪いが来てもらえないかな??実は君達に紹介したい方がいてね。」
「紹介、ですか?」
「ああ、ひょっとして…………」
ギャスパー社長が自分たちに紹介しようとしている人物に心当たりがないニナが不思議そうな表情を浮かべている一方、ジュディスは心当たりがある様子を見せた。
「あまり待たせたくはない――――――最上階のラウンジに来てくれたまえ。では、我々は失礼するよ。――――――ゴッチ監督も。」
「ああ、待つんじゃギャスパー。こっちの話がまだ終わっておらん。彼らのパレードへの出演交渉を――――」
ギャスパー社長に退出するように促されたゴッチ監督は自分はまだ用事が残っていることをギャスパー社長に伝えたが
「ゴ・ッ・チ監・督。時間も押しているんです。お待たせするわけにはいかんでしょう!」
「ちょ、待――――――おおい君達!後で連絡したまえ、絶対になッ…………!」
ギャスパー社長に有無を言わされずその場から連れ出された。
「…………嵐みたいでした。」
「ゴッチ監督――――――それにベガスフ
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