第41話
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ょう。」
「アーロン?女は誰にも話せない秘密があるからこそ、より魅力になるのがわからないのかしら?」
アーロンのジュディスへの指摘を聞いてアーロンがジュディスに関して何かあることを悟っている事にヴァンが気づいている中マルティーナとユエファはそれぞれアーロンに指摘した。
「くっ…………そもそも女の子たちまで同行しているなんて聞いてないわよ?アンタは知らないけど前に会った時も危ない場所に――――――」
「え…………先輩、アークライドさんたちと面識が?」
一方ジュディスはアーロンに反論しかけたが怪盗グリムウッドに関する話を口にしかけるとすぐに我に返って答える事を中断し、ジュディスの口ぶりからしてヴァン達と面識がある様子に気づいたニナは目を丸くし
「えっと…………(舞台挨拶の時でしょうか?)」
「……………………」
(私の予想通り、早速自らボロを出しかけましたね…………)
ジュディスの話に心当たりがあるアニエスはジュディスに確認している中アーロンは真剣な表情でジュディスを見つめ、メイヴィスレインは呆れた表情でジュディスを見つめた。
「…………前に舞台挨拶の時にたまたま見かけたってだけよ。確かに、どうやら荒事にはそれなりに慣れてそうだけど…………犯人捜しとか背景の洗い出しとかそちらの方はどうなのかしら?」
ニナの疑問に答えたジュディスはヴァン達にあることを確認した。
「えと…………」
「そう言われますと…………」
「―――――アンタらが来る前にこの街を軽く回らせてもらったが。ちょいと引っかかったことがある。」
ジュディスの問いかけにフェリとアニエスが答えを濁している中ヴァンが答えた。
「…………?」
「引っかかった、ですか?」
「お前らはどうだ?朝から動いてみて変わったことや何か感じたことはなかったか?」
自分の答えにジュディスとニナがそれぞれ不思議そうな表情を浮かべている中ヴァンは仲間達に訊ねた。
「ハン、何いきなり振ってやがる、と言いたい所だが――――――」
「…………確かに、前に来た時よりもかなり賑わっていたみたいです。」
「(気になることがあったとすれば…………)人々の賑わいぶり、でしょうか。新しい映画祭の開催とはいえ、少し羽目を”外しすぎている”気がします。」
「羽目を外し過ぎている…………?」
「…………それって…………」
アニエスの推測を聞いたニナは考え込み、あることを察したジュディスは真剣な表情を浮かべた。
「ハッ…………映画祭っつってもあくまでまだ”準備中”なんだろ?なのに朝っぱらにも関わらず煌都の夜みてぇな喧騒に満ちてやがる。さっきの姉妹に絡んでた連中とかな。」
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