暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百五十五話 三人と五洲その十五
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「かなりの金使ってな」
「そちらも整ったわね」
「ああ、戦をする態勢はな」
「劣勢ですが」
 オコナーはそれでもと話した。
「讃えますね」
「そうよ、意地を見せるのもね」
「大事ですね」
「戦いましょう、確かに相手は強いけれど」
 デリーロはオコナーにそれでもと話した。
「そやけどね」
「戦ってですね」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「何とかね」
「勝つことですね」
「そうしましょう、大変な戦になっても」
「最後の最後まで」
「そう、諦めへんでね」
 そうしてというのだ。
「戦うわよ」
「それでは」
「勢力の境に戦力を集結させて」
「防衛ラインを敷きますね」
「塹壕や鉄条網でね」
 そうしたものを設けてというのだ。
「守るわよ」
「一次大戦の様に」
「塹壕の艦橋は出来るだけ整えてね」
 極めて劣悪なことで知られた一次大戦のそれとは違ってというのだ、デリーロはこのことも忘れていなかった。
「そうしてね」
「万全に戦える様にしますね」
「そうするわ」
 こう言うのだった。
「大砲も用意してね」
「多くですね」
「高射砲や対空砲もね」
 こうしたものもというのだ。
「境に多く配置してね」
「敵が来れば」
「迎え撃つわ、戦車も航空機もね」
「多く配備しますね」
「そうするわ、あと高射砲は水平にもね」
「放つ様にしますね」
「高射砲は空だけじゃないわ」 
 対空攻撃だけではないというのだ。
「水平に撃てば」
「かなりの威力がありますね」
「それこそ戦車もね」
「一撃で倒せますね」
「そやからね」
「そちらも使うわ」
「そや、高射砲はな」 
 ガーランドも話した。
「地上戦に使ってもな」
「いけるわね」
「ああ、もう使えるもんはな」
「全部使って」
「戦う、地雷かてな」
「設置出来るだけね」
「設置しよな」
 こう言うのあった。
「海には機雷でな」
「そうそう、機雷もよ」
 デリーロはガーランドにまさにと話した。
「もうね」
「設置出来るだけな」
「設置して」 
 そうしてというのだ。
「戦うわ」
「地雷とか機雷はな」
「かなりの効果があるわ」
「置くだけでな」
「迂闊に進めば」
「踏んだり当たったりしてな」
「ドカンよ」
 デリーロは両手を軽く爆発させる仕草にさせて話した。
「簡単にね」
「そや、あることがわかってもな」
「足止めになるしね」
「ええわ、そやからな」
「ああしたものはどんどんね」
「置いてくで」
「そうしましょう」
 こう言った。
「兎に角用意出来るものはね」
「全てですね」
「用意してね」
「迎え撃ちますね」
「そして機を見て」 
 そうしてというのだ。
「反撃
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ