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夢幻水滸伝
第三百五十五話 三人と五洲その十三

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「存分にね」
「観戦してもらったらええな」
「ええ」
 まさにというのだ。
「そうしてもらってね」
「そやな」
「日本の戦みたいね」
「日本の戦はな」
 このことは起きた世界でもこちらの世界でも変わらないことである。
「民が安全な場所からや」
「観戦するな」
「そうするわ。お弁当を持って行って」
「仕事を休んで」
「そうしてね」
 そのうえでというのだ。
「家族で仲良くよ」
「戦場の近くの山に登って視るな」
「そうしてるわ、そうしてくれてもね」
「おらっち達はええな」
「というか戦場にいてへんかったら」 
 一般市民、彼等がというのだ。
「ほんまね」
「助かるな」
「その分ね」
「そやな」
「城塞都市は確かに堅固やけど」 
「民が中におるとか」
「どうしてもね、村だってね」
 こらもというのだ。
「市町村やと町もそうね」
「そちらもな」
「柵とか壁に囲まれてるけれど」
 それでもというのだ。
「そやけどね」
「街はより堅固な城壁で覆われてるわ」
「そうなのよね」
「柵とか普通の壁でも賊はモンスターは防げるわ」
「彼はね」
「けどな」
 それがというのだ、
「大軍になるとな」
「防げへんわ」
「そや」
 これがというのだ。
「やっぱりな」
「そうよね」
「市町村で言うとな」
「やっぱり市よね」
「大きくて堅固なんは」
「そうなるわね」
「そしてな」
 ガーランドはさらに話した。
「市民が避難しにくいのもな」
「街やな」
「そや、堅固な城壁はや」
 これはというのだ。
「敵からの守りは堅固やが」
「避難するにもね」
「堅固や」
 そちらについてもというのだ。
「そや」
「そうよね」
「中で悪いことをした奴を逃がさへん効果もあるしな」
「障壁はね」
「それは即ちな」 
 まさにというのだ。
「市民が避難する時にもな」
「それを防ぐものになるわね」
「そやからな」
「街は市民は逃げにくいわね」
「このことを考慮してな」
 そうしてというのだ。
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