第二十二話 焼肉を食べてその十一
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「この星でも共にだ」
「うん、戦おう」
「こうして共にだ」
「食べるんだね」
「そうもしよう」
「そうです、一緒に食べますと」
ここで言ったのは桃谷だった。
「そうすれば余計に美味しいですし」
「それにだね」
「そして」
それにというのだった。
「絆も深まります」
「そうなるから」
「ですから」
ラスティーにさらに話した。
「こうしてです」
「一緒にだね」
「食べましょう」
「焼肉をね」
「そして他の地球のものも」
「そうしていきましょう」
「そうそう、地球の食べものって美味しいものが多いんだよ」
笑顔でだ、高尾はラスティーに話した。
「何処でもね」
「何処でもですか」
「美味しい食べものが多いよ」
「だからですね」
「食べようね」
「一緒に戦いながら」
「そうしようね」
こう話した、高尾はそこでまた赤ワインを飲んだがディボウスキもその赤ワインを飲んでそうして言った。
「ワインはありますが」
「そうなのか」
「食材の多くは同じなのでしょうか」
「そうかもな」
押切はディボウスキの言葉を否定せずに答えた。
「そちらにも人参や玉葱はあるか」
「ありますぞ、ワインの原料の葡萄も」
そちらもというのだ。
「牛肉も」
「焼肉のだな」
「そちらもありますぞ」
「ただお料理が違うだけかしら」
速見はディボウスキの話を聞いて言った。
「それじゃあ」
「焼肉はないですぞ」
「それでも他のものは色々ありそうね」
「同じものが」
「多分だけれど」
「基本的に似ている料理がないか?」
こう指摘したのは射田だった、ロースを食べつつ話した。
「多分な」
「そうかも知れないわね」
ランが落ち着いた声で答えた。
「その辺りはお互いお話して」
「わかってくることか」
「そうじゃないかしら」
こう言うのだった。
「これからね」
「なら色々な」
「これからお付き合いしていって」
「戦いながらな」
このことは射田も忘れていなかった、戦隊だけあってだ。
「そうしていくか」
「私達の星には簡単には行けないでしょうけれど」
「流石に星と星の間だとな」
「ええ、だからね」
それでというのだ。
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