第二十二話 焼肉を食べてその二
[8]前話 [2]次話
「やはりだ」
「じっくりと焼いて」
「そして食べたい」
そうだと言ってじっくりと焼いた肉を箸に取った、そしてそれを食べてそのうえであらためて言うのだった。
「こうしてな」
「美味しいかな」
「美味い」
ハスティーに無表情で答えた。
「実にな」
「そうなんだね」
「焼いてもな」
「ならいいよ」
「いや、しかしです」
セバスチャンも焼肉を食べている、そのうえで言うのだった。
「この焼肉というお料理はまた」
「美味しいですね」
「お酒にもよく合って」
モーンとウルバヌスも一緒に食べつつ言う。
「最高ですね」
「お話も弾みますし」
「全くです、それではです」
セバスチャンはさらに言った。
「我々の星に帰ってからも」
「こうしてですね」
「食べましょう」
「そうしましょう」
「そっちの星焼肉ないんだ」
夜野はセバスチャン達の輪を聞いて彼等に問うた。
「そうなんだ」
「あるにはありますが」
「ちょっと違う感じなんです」
「どうも」
「どんな焼肉かな」
三人にさらに問うた。
「それでね」
「ステーキですね」
「こちらの世界で言うと」
「そうした風です」
「ああ、ステーキなんだ」
夜野もそう言われて察した。
「成程ね」
「はい、それでなのです」
セバスチャンはさらに話した。
「こうしてです」
「焼肉にしてなんだ」
「食べることは」
それはというのだ。
「ないです」
「そうなんだ」
「焼きはしても」
肉をというのだ。
「それでもです」
「こうしてだね」
「網焼きはあっても」
それでもというのだ。
「ないです」
「ですがこれはです」
「美味しいです」
モーンとウルバヌスも言ってきた。
「焼肉も」
「それもかなり」
「それは何よりだよ、いや俺もね」
夜野はハラミを食べつつ言った。
「焼肉結構ね」
「お好きですか」
「そうなんだ」
言いつつ食べるのだった。
「それでね」
「お酒もですね」
「こっちもなんだ」
セバスチャンにビールを飲んで話した。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ