第二十二話 焼肉を食べてその一
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第二十二話 焼肉を食べて
戦隊の面々はそれぞれの席で焼肉を食べている、基本チームごとに分かれてそうして食べているが。
カルビを食べてだ、ハスティーは言った。
「美味しいね」
「そうだな」
共に網を囲んで食べている兄が応えた、彼も食べている。
「こうして自分達で焼いて食べるのもな」
「そうだよね」
「そしてだ」
ラクレスはさらに言った。
「酒もだ」
「うん、ビールが合うね」
「他の酒もな」
「兄さん今ワイン飲んでるね」
「赤だ、赤ワインは肉に合うが」
「焼肉にもなんだ」
「実に合う」
こう言いつつ飲むのだった。
「お前も飲んでみろ」
「じゃあ今のビール飲み終えたらね」
「次にだな」
「赤ワイン飲むよ」
「いや、いいですな」
テイボウスキはホルモンを食べつつ言った、彼の酒は日本酒である。
「こうして肉を食するのも」
「そうね、ただ気をつけなさい」
ランはゼンマイを食べつつテイボウスキに話した。
「貴方もう随分飲んでいるし」
「飲み過ぎは身体に毒ですな」
「それにホルモンかなり食べているから」
「食べ過ぎもよくないと」
「ホルモンは食べ過ぎるとね」
そうすると、というのだ。
「痛風になるわよ」
「健康にも注意ですな」
「そうよ、タロウも言っていたわね」
「食事はバランスよく」
「そうでないと駄目だから」
それ故にというのだ。
「本当にね」
「そこは注意ですな」
「くれぐれもね」
「食えりゃいいってな」
ガストはレバーを焼いて食べて言った。
「そういうものでもないか」
「そういうことだな」
ブランエリは焼酎を飲みつつ応えた。
「要するに」
「バランスよくたらふくか」
「食さねばな」
「それでホルモンばかり食わずにか」
「色々な肉を食してだ」
「野菜もだな」
「こちらも美味い」
白菜のキムチを食べて話した。
「どうだ」
「じゃあもらうな」
「皆で食しよう」
「肉は丹念に焼かないとな」
カニスカは自分が食べる肉を焼きつつ言った。
「駄目だ」
「ああ、生肉もあるよ」
ハスティーがカニスカに言って来た。
「メニュー見たら」
「そうなのか」
「お肉のカルパッチョがね」
「では後でだ」
「それ注文するんだ」
「そうしたい」
「うん、じゃあね」
「それではな。だが焼くならな」
そうして食べるならというのだ。
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