第十一章
[8]前話 [2]次話
「待っている」
「そう言ってくれるんだな」
「同じ仮面ライダーとしてな」
「そうか、そう言われるとな」
それならとだ、バイスは神妙な態度になって述べた。
「俺っち達もな」
「期待しないな」
「ああ、確信してな」
そうしてというのだ。
「あんた達と一緒に戦うからな」
「ああ、ではな」
「その時が来たらな」
「一緒に戦おう、これでこの場所での種は撒いた」
浮世はまたこう言った。
「それならだ」
「他の場所でもか」
「種を撒く、そしてだ」
「スサノオと戦うんだな」
「あいつがデザイアグランプリを仕掛けてくるからな」
だからだというのだ。
「そうする」
「わかったぜ、ならな」
「またな」
「会おう」
「こっちは任せろよ」
「確信している」
浮世は微笑んで言ってだった。
そのうえで五十嵐家の銭湯を後にした、そうしてだった。
ジーンとキューンそれに桜井にツムリと共に銭湯を後にした、そしてその出入り口のところで桜井に言った。
「すぐに会う」
「そんな気がするんだよな」
「その時にまた頼む」
自分の言葉に首を捻りつつ言う桜井に話した。
「こちらもな」
「それじゃあな」
「そしてだ」
浮世は桜井にさらに言った。
「その時はまただ」
「宜しくか」
「あらためて話す、だが」
「だが?まさかな」
「察したか」
「あれか、あんた俺を裏切らないんだよな」
「誰が裏切るものか」
それこそという返事だった。
「仲間をな」
「だよな、そう言うと思ったよ」
桜井にしてもだ。
「それならな」
「ああ、またな」
「宜しくな」
二人で話した、そして今はだった。
浮世達は桜井と別れた、するとすぐにキューンは真剣に心配する顔で浮世に言ってきた。
「いいかな」
「行きたいな」
「うん、彼女のところにね」
切実な顔での言葉だった。
「そうしたいけれど」
「俺は俺以外の誰も束縛しない」
これが浮世の返答だった。
「だからな」
「それでだね」
「行くといい、そしてだ」
「あの娘を助けていいんだね」
「推しだな」
「うん、今もね」
「だったらな」
それならというのだ。
「行くといい」
「それなら今からね」
「デザイアグランプリはすぐに起こる」
だからだというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ