第百三十三話 創作ダンスの後でその八
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「自衛隊の人達食ってたよ」
「そうなの」
「場所によっては食いものが合わなくてな」
「そういうの食べるのね」
「お水沸騰させて入れたら」
レトルトのハンバーグを袋に入れたままである。
「数分で出来るからな」
「PKOでも食べるのね」
「ああ、そうしてるの見たよ」
「自衛隊でも食べるのね」
「そうなんだよ」
「それは知らなかったわ」
「レトルトって保存利くしな」
このことが最大の目的の一つである、味だけではないのだ。
「それでな」
「自衛隊でもなのね」
「食うんだよな」
「そういうことね」
「レトルトとかってな」
鳴海は真面目な顔で言った。
「凄いよな」
「インスタント食品も冷凍食品もね」
「ないとな」
それこそというのだ。
「すげえ困るよな」
「そうよね、そういう食べもの馬鹿にして」
かな恵はどうかという顔で話した。
「買ってはいけないとか」
「そう言うんだな」
「スーパーとかで売ってる菓子パンとかジュースとか加工食品とかね」
「それでレトルトとかインスタントもか」
「言う人いるけれど」
「その人自然食しか食わないんだな」
鳴海はここまで聞いてこう言った。
「ある意味凄いな」
「何でもハウス栽培のお野菜も栄養がないとかパックの牛乳も駄目とか」
「本当に何食うんだよ」
「そう言って電子レンジも嫌いとか」
「いや、文明人かその人」
「違うかもね」
かな恵も否定しなかった。
「若しかしなくても」
「そういうこと言う人こそな」
鳴海はさらに言った。
「駄目だろ」
「買ってはいけないよね」
「本出してたらな」
「実際にそうした本出してるし漫画にもね」
「漫画?」
「料理漫画でね」
「その漫画絶対に電波だな」
鳴海は忌々し気に言い切った。
「それもかなりな」
「そっちで勇名みたいね」
「料理がどうとかよりか」
「漫画の中で言ってることが出鱈目過ぎて」
その為にというのだ。
「運動家そのもので」
「あれか?平日の昼間にずっとデモやってる」
「ああした人達そのままでね」
「そんなのかよ」
「もうそうした食べもの全部嫌いで」
そうであってというのだ。
「主人公お店のお料理に人工調味料入ってたら喚き散らすのよ」
「それ完全な営業妨害だな」
「だからその光景ネットに出したらね」
今ではスマートフォンで簡単に録画してインターネット上に流せる、若しその輩が新聞社の記者ならその新聞社の記者の実態と炎上することは確実だ。
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