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ハッピークローバー
第百三十三話 創作ダンスの後でその五

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「明男いるかもね」
「じゃああいつ入れて三人でな」
「食べるのね」
「そうするか」
 かな恵に笑って言った。
「その時は」
「二人でなくていいのね」
「明男ならいいさ」
 かな恵の弟である彼ならというのだ。
「小さい時から知ってるからな」
「二人でもよく遊んでるよね」
「昔はあいつもタメ口でな」
 子供の頃はというのだ。
「もっと遠慮なくな」
「遊んでたわね」
「色々な遊びしてな」
「最近遊んでないわよね」
「去年俺が受験でな」
 そちらに専念していてというのだ。
「今年はあいつだろ」
「いつも凄く勉強してるわ」
「あいつ頭いいからな」
「私達と違ってね」
「俺達勉強は結構適当だよな」
「そうよね」
 かな恵は笑ってそのことを肯定した。
「赤点は取らないけれど」
「頭いいかっていうと」
「絶対違うからな」
「お勉強あまりしないからね」
「子供の頃からな」
「だからね、けれどね」 
 自分達はそうであるがというのだ。
「あの子は子供の頃からね」
「よく勉強してな」
「頭いいからね」
「あいつ行くの普通科か?」
「いや、特進科もね」
 八条学園高等部もというのだ、高等部の中で極めて偏差値が高いことで知られている学部であることで知られている。
「受けようかってね」
「そりゃ凄いな」
「言ってるけれど」
「普通科でもかなり成績いいよな」
「今偏差値六十七みたいよ」
「おい、それかなりだぞ」 
 鳴海はその偏差値を聞いて言った。
「それだと普通科だったらな」
「トップクラスよね」
「あそこの偏差値五十七だったな」
「それ位ね、今」
「だったらな」
 その偏差値ならというのだ。
「もうな」
「普通科だとトップよね」
「文句なしにな」
「けれど自分の実力を試しに」
「特進科もか」
「それと試しに灘高も」
 この学校もというのだ。
「受けようかってね」
「言ってるのかよ」
「そうなの」
「凄いな」
「流石に合格はね」 
 それはというと。
「どっちもね」
「六十八でもな」
 偏差値がとだ、鳴海は言った。
「流石にな」
「難しいわね」
「七十以上か」
「そこまでないとね」
「うちの特進科とか灘高はな」
「難しいわね」
「あとラサールな」
 鳴海はこの学校の名前も出した。
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