第百三十三話 創作ダンスの後でその三
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「美味しいわよ」
「そうなんだな」
「だからね」
「ハンバーグにしてもか」
「美味しいと思うわ」
「そうなんだな」
「そちらのハンバーグもね。それで私としては」
かな恵も言った。
「馬肉のハンバーグもいいけれど上にね」
「ハンバーグのか」
「そう、目玉焼き乗せたのがね」
そのハンバーグがというのだ、この食べ方はハンバーグも卵も好きなドイツの鉄拳宰相ビスマルクが考えだしたという。
「好きよ」
「あれ美味いよな」
鳴海もこのハンバーグを知っていて頷いた。
「確かに」
「そうよね」
「レストランとかにもあるしな」
「そうそう、私お外でハンバーグ食べる時も」
この時もというのだ。
「結構ね」
「そのハンバーグ注文するんだな」
「それでお家で作っても」
「目玉焼きも焼いてか」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「食べてるわ」
「そのハンバーグをか」
「そうしているのよ」
「じゃあ母ちゃんにそのハンバーグの作り方教えてくれたらな」
鳴海はそれからと話した。
「うちでもな」
「その食べ方するのね」
「ああ」
かな恵に笑顔で答えた。
「そうしてみるな」
「やってみてね」
「そうするな、まあ話ってな」
「ハンバーグのことね」
「他はないんだよ」
「そうだったのね」
「何でもない話だろ」
笑ったままこうも言った。
「別に」
「いや、お礼のことだから」
それ故にとだ、かな恵は微笑んで答えた。
「何でもなくないわ」
「そうなんだな」
「ええ、それにね」
「それに？」
「おばさんがハンバーグ好きなのわかったし」
「よかったか」
「お話してね」
そうしてというのだ。
「本当にね」
「そう言ってくれるなら何よりだな」
「ええ、何でもないって言っても」
鳴海がというのだ。
「お話してもらってよかったわ」
「そうだといいけれどな」
「ええ、ただね」
「ただ？どうしたんだ？」
「いや、ドイツの子にハンバーグのお話したら」
この食べもののというのだ。
「ドイツのとはまた違うってね」
「ああ、名前も違うんだよな」
「それでね」
そうであってというのだ。
「日本のハンバーグはね」
「かなりアレンジ入ってるんだったよな」
「日本のね」
「よくあることだよな」
「洋食のお料理って多いのよね」
「そうだよな」
「オムライスなんてね」
この料理はというと。
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