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手持ちのポケモンが何だかおかしい
1話
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ったり負けたりして、苦楽を共にしていきたい。

 まずはバッチ1つ目指して頑張ろう。



 旅に出て1ヶ月。無事に8個集め終わりました。
 ‥‥‥何で?



 ────



 ホウエン地方ポケモンリーグ決勝戦。
 バッチを8個集めた実力者のみが出場できる栄光ある大会。
 決勝ともなれば、毎年ホウエン地方の全住民がこの日を待ち侘びていたと言っても過言ではない程の盛り上がりを見せる。
 だが、今年は例年にも増して異常な程の熱気が会場を包んでいた。


「出てこい。ジュカイン!」
「出番だ。ミロカロス」


 そのミロカロスは通常個体と違い、黒かった。


「くっ、頼んだ。ボスコドラ!」
「行け、チルタリス」


 そのチルタリスは通常よりも多い体毛に包まれた妖精(フェアリータイプ)だった。


「っくそ、勝ってくれ。ボーマンダァッ!」
「蹂躙しろ。サーナイト」


 そのサーナイトは何ものも寄せ付けず異常な程、強かった。


 何よりそのトレーナーは格が違った。
 何があっても動じない不動の精神力。
 対戦相手が対面しただけで圧倒されるオーラ。
 試合に勝利した後、ポケモンを労わる時の優しい表情。


「ボーマンダ戦闘不能。勝者、ヒワマキシティのグレイ!」


 この日、ホウエン地方中の住民がそのトレーナー、グレイに夢中になった。


 そしてその年、勢いのままにグレイはチャンピオンダイゴを下し、10歳という若さで、最年少ホウエン地方チャンピオンになった。



 
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