1話
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いい事だ。
それから更に1年が経った。
ラルトスのレベルも順調に上がり、今はキルリアに進化している。
ラルトス改め、キルリアと出会って2年が経った事もあり、そろそろ新しいポケモンが欲しくなった。
というより、10歳になるまでに3体はほしい。
そういう訳で、俺は再び親に頼み込んだ。
両親はまた渋ったが、しつこさに定評のある俺の粘りに最終的には折れて、渋々首を縦に振った。
そうして渡されたのは、モンスターボールと一つの釣り竿。
両親曰く、ポケモンを全て親が用意するのは今後の俺に悪い影響があるだろうという事で、自分で捕まえろという事らしい。
何故釣り竿なのかは、母親が大の水ポケモン好きだからだ。
一応は俺が10歳になるまでは母親の手持ちという扱いになる訳で、母親に逆らえない俺は、可愛い子を釣ってきてねと、満面の笑顔で言う母親の意向に沿うポケモンを捕まえなければいけない。
疲れた顔の俺を労わるキルリアと共に来たのは119ばんどうろ。
ここで何としてでも可愛いポケモンを捕まえたい俺が釣り上げたのは、ヒンバスというポケモンだった。
何というか、絶妙に可愛くない。
可愛くはないが、俺はヒンバスを捕まえる事にした。
何故ならこのヒンバスというポケモンは、進化するとそれはもう美しいポケモンになるという事を知っているからだ。
可愛いかと言われると首を傾げるが、まあ大丈夫だと思いたい。
そしてヒンバスを持ち帰ると案の定、母親からは微妙な顔をされたのでヒンバスの進化した姿がどれだけ美しいかを熱弁しておいた。
母親は俺の話を最後まで聞いた後に、それって可愛いの?と首を傾げていた。
可愛いかは知らん。
ヒンバスゲットからまた1年が経った。
ヒンバスの進化方法をしっている俺は、美しさを上げた後にレベルアップさせてミロカロスに進化させた。
初めてミロカロスを見た母親は、大層喜んだ。
ほらね、ミロカロスを見て興奮しない人類は存在しないんだよ。
なになに、この子は私が面倒を見るわ?駄目です。
その後母親と一悶着あったが、何とかミロカロスの所有権は保持できた。
10歳になるまでは一応母親の手持ち扱いなのだから、それで我慢してほしい。
それはそうと髭と尻尾の部分が黒いけど、ミロカロスってこんな色だっけ?
んー、違う気がするけど、正直前世の記憶が曖昧だから思い出せん。
まあ、いいか。かっこいいし。
それから更に1年。
ミロカロスは殆ど母親が独占していた為、大してレベルを上げられなかった。
俺が10歳になればミーちゃんとは離れる事になるんだから、それまでは一緒に居させてと言われれば強くは出れないので、ミロカロスのレベル上げは諦めました。
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