第三百五十五話 三人と五洲その一
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第三百五十五話 三人と五洲
デリーロとガーランド、オコナーの三人は会談の話を進めていった、会談は三者で行うことが決まり。
場所も決まった、その場所はというと。
「二人もそれでええって答えてくれたのね」
「はい、ダラスにおいてです」
山羊人の中年男の官吏がデリーロに答えた。
「お話をされることにです」
「同意してくれたのね」
「そうなりました」
「ほなね」
それならとだ、デリーロはその話を聞いて官吏に話した。
「ダラスでの三者会談のね」
「準備に入りますね」
「ええ、そしてね」
そのうえでというのだ。
「これからどうしていくか」
「そのことを決めますね」
「そうするわ」
その会談でというのだ。
「そこでね」
「それでは」
「ええ、会談の準備をね」
それをというのだ。
「さらにね」
「進めていかれますね」
「そうしてね」
こう告げてだった。
ダラスでの三者会談の準備を進めさせた、ガーランドとオコナーもそれぞれ準備を進めていってだった。
ダラスでの会談の日程も決まり三人はその日が来るとダラスの高級ホテルに集まった、その屋上の庭園でだった。
昼食をそれぞれ三角形に向かい合って座って摂った、そこで話をしたが。
主催者になるデリーロがだ、二人に言った。
「正直戦うつもりないから」
「こっちもや」
「あちきもです」
二人はそれぞれサラダ、レタスにキャベツにラディッシュとトマトとセロリが入ったそれを食べつつ応えた、デリーロも今はサラダを食べている。
「州と民を守りたいですが」
「征服とか考えてへんわ」
「むしろ仲良く出来たら」
「それに越したことないです」
「そうよね、テキサス州は統一したけれど」
デリーロは自分のことから話した。
「あんた達と戦うことは」
「考えてへんな」
「ええ」
ガーランドにその通りだと答えた。
「別にね」
「そやな」
「大体あんた達友達で起きた世界でも仲がええから」
「尚更やな」
「戦はね」
それを行うことはというのだ。
「全くよ」
「考えてへんな」
「考えられへんわ」
「お互いそやな」
ガーランドはサラダの後はスープを食べた、鶏肉と野菜の濃いスープである。
「むしろ仲良くしたいな」
「ええ、三人でね」
「こっちの世界でもな」
「そやね、ほなね」
「三人でやってくか」
「三つの州でね」
「仲良く治めていきましょう、そして」
オコナーも言って来た、彼もスープを飲んでいる。
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