第一章
[2]次話
仮面ライダーギーツ 運命の瞬間
この時桜井景和は仕事を終えて自宅に帰っていた、そうして姉の沙羅と一緒に晩ご飯を食べつつ言っていた。
「やっぱりこうしてな」
「お仕事してよね」
「一日過ごせたらさ」
姉にご飯を一緒に食べつつ言うのだった、白いご飯に鯖味噌に人参ともやしと玉葱の炒めものに味噌汁といったメニューである。
「いいよな」
「そうよね」
「お金だけじゃなくてさ」
働けばというのだ。
「一日汗を流して働ける」
「いいわよね」
「一日が充実するよ」
「そうしたらご飯も美味しいでしょ」
「ああ」
実にというのだ。
「それでこの前仕事帰りにお風呂屋さん見付けたんだよ」
「お風呂屋さん?」
「昔ながらのさ」
姉と向かい合って食べつつ話した。
「そうした」
「銭湯ね」
「そうなんだよ、行ってみようか」
「じゃあ行ってきたら?」
これが沙羅の返事だった。
「景和が行きたいならね」
「それじゃあな」
「ええ、働いてね」
姉は弟にさらに言った。
「その汗を流し落としてね」
「すっきりする為にもか」
「いいわよ」
銭湯はというのだ。
「疲れも癒せるし」
「それじゃあな」
「お姉ちゃんにも紹介してね」
こうもだ、姉は弟に言った。
「よかったらね」
「ああ、一回入ってみてよかったらな」
「宜しくね」
こうした話をするのだった、そしてだった。
姉弟で仕事の後の休息の時間を満喫した、彼等に何も問題はなかった。
鞍馬祢音は自宅で自分の動画の確認をしてから言った。
「お姉ちゃんはもう帰ったの?」
「はい、先程」
「大学から帰られました」
周りにいるボディーガード達が答えた。
「そうされました」
「そしてお部屋でお休みです」
「お姉ちゃん最近お家のお仕事も手伝ってるから」
鞍馬はそれでと話した。
「無理してるんじゃないかってね」
「ご心配ですか」
「そうなのですね」
「無理はよくないから」
だからだというのだ。
「大学にお仕事にって」
「それを言うとです」
「祢音様もですが」
ボディーガード達は鞍馬もと言葉を返した。
「やはりです」
「そうなります」
「もうお仕事をされているではないですか」
「鞍馬財閥のお仕事を」
「いや、それでもよ」
鞍馬はボディーガードにそれでもと反論した。
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