第二十一話 王達の来訪その十五
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「あんたはお口に合わないならね」
「まずいって言うからな」
岩崎も言った。
「隠さずにな」
「嘘を言わないし」
「言い繕いもしないからな」
「隠さずにね」
「だからな」
それでというのだ。
「口に合わない時はな」
「大変よ」
「裁判にはもってこいだが」
カニスカはゴーバスターズの二人の話を聞いて言った。
「生きることには問題があるな」
「これまで色々あったよな」
陣もこのことはわかった。
「あんたも」
「あったが何とも思っていない」
「あんた自身はか」
「俺は俺だからな」
「つくづく凄いわね」
ういもそんな桃井を見て唸った。
「あくまで我が道を行くで」
「そうは出来ない人生だからな」
長老も思うことだった。
「それが出来ているからな」
「凄いですよね」
「相当な人物だ」
「長老さんから見ても」
「ここまでの者は見たことがない」
長老にしてもだった。
「今もな」
「そうだね、僕ちんも見たことないよ」
ショウもであった。
「タロウみたいな人はね」
「そうだな」
「うん、ある意味超人だよ」
そこまでの人物だというのだ。
「本当にね」
「けれどそうした彼がいいっていうお店なら」
博多はそれならと話した。
「安心出来るね」
「美味いな」
宝路は弟に応えた。
「間違いなく」
「うん、そうだよ」
博多は兄にも話した。
「嘘を言わない人が確かだって言うなら」
「それならな」
「間違いなく美味しいよ」
「そういうことだな」
「ホルモンにビールは最高ですね」
マブシーナは目をキラキラとさせて語った。
「酔わないですが」
「人間なら酔うから」
大治が応えた。
「身体の仕組みが違うからね」
「私はお茶で酔いますね」
「そして酔うとね」
大治は苦い顔で話した。
「その時はね」
「悪酔いなので」
「慎んでね」
お茶はというのだ。
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