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神々の塔
第七十一話 龍神その十

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「ほんまな」
「そうよね」
「それでな」
 さらに言うのだった。
「おる場所はな」
「そのアマゾンにね」
「サハラ砂漠や」
「この二つの地域はね」
 アレンカールはやや溜息を出して話した。
「ほんま特別ね」
「この世界でもな」
「色々な獣やモンスターがいて」
「他の地域よりも強いわ」
「それもかなりね」
「自然環境も過酷で」
 そうであってというのだ。
「それでね」
「そんな獣やモンスターばかりでな」
「あたい達なら兎も角ね」
「並のモンやと入ったその瞬間にな」
「獣やモンスターのご飯よ」
「そうなるわ」 
 中里は真顔で話した。
「ほんまに」
「そうなのよね」
「それでな」 
 中里はさらに話した。
「アマゾンは特殊な訓練の場所になっててな」
「サハラ砂漠は今や枢軸との国境よ」
「お互い乗り越えられへんな」
「あたい達は乗り越えられても」 
 星の者達はというのだ。
「そやけどね」
「並の将兵やとな」
「かなりええ装備でもあっという間に骨だから」 
 何故骨になるかは言うまでもなかった。
「そやからね」
「サハラ砂漠は両軍が入られへん地獄や」
「そうなってるわね」
「国境であってな」
「あたい達十星連合はサハラ砂漠以南が領土で」
 この世界のアフリカ大陸のだ、そしてその広大な地域を開発し発展させているのである。十星連合はアフリカ統治にも力を入れているのだ。
「サハラ砂漠以北が三星枢軸の領土になってるわね」
「一応サハラ砂漠全土は僕等の領土やけどな」
「もう実質ね」
「そこは国境や」
 そうなっているというのだ。
「ほぼ誰も入られへん」
「死の一体ね」
「あまりにも過酷なな、空を飛んでもな」
「そこの獣やモンスターも物凄く強いから」
「どうにもならんわ」 
 そちらでも進めないというのだ。
「アマゾンもやがドラゴンもおるし」
「ドラゴンはああした地域にいるわね」
「この世界やとな、ほんま厄介なところや」
 中里はこう言ってだった。
 目の前に来た鳴蛇、翼があり空を飛ぶ蛇達を切り捨てて倒した。空の階もそのまま進んでいっていた。 
 そしてだ、遂に神霊達の階段に辿り着くと緑の身体に白い鳥の翼を持つ巨大な蛇の姿を下神霊に言われた。
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