第40話
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いった。
「ほれ、お兄さんのオゴりだ。」
姉妹に詳しい話を聞くために姉妹とお茶をすることにしたヴァンは姉妹が座っている席にそれぞれ購入した飲み物を置いた。
「わーっ、いいの!?」
「助けていただいたのは私達の方なのに…………」
「いいモン見せてもらったからな、おひねり代わりと思ってくれ。」
「フッフーン、やっぱりそう思う?すごかったでしょ、サァラ姉の踊りは!」
「もう、シャヒーナったら…………」
ヴァンの言葉に自慢げに胸を張って答えた少女の様子に娘は困った表情を浮かべた。
「ふふ、とにかくお怪我がなくてよかったです。」
「すみません、あんな風に乱入してしまって…………えと…………」
「ふふっ、自己紹介がまだでしたね。私はサァラ――――――妹と一緒に踊り子をしています。」
「シャヒーナだよ、よろしくね!で、オジサンたちはなんなの?遊撃士じゃなさそうだけど。」
娘――――――サァラと共に自己紹介をした少女――――――シャヒーナは興味ありげな様子でヴァン達に訊ねた。
「オッ…………」」
「シャヒーナ、失礼でしょうっ。」
「え、なにが?」
シャヒーナの言葉を聞いてヴァンが絶句している中サァラはシャヒーナを注意したが、注意された本人は注意された意味がわかっていない様子だった。
「ぶはははははっ!!俺以外からも言われちまったなァ?」
「笑うんじゃねえっ!ったく、俺達は――――――」
一方アーロンは声を上げて笑い、アーロンに指摘したヴァンは仲間たちと共に自己紹介をした。
「”解決屋”…………北カルバード州の旧首都にはそんなお仕事もあるんですね。(それにもしかして昨日から噂が流れている…………)」
「へー、なんかカッコいいね!?えっと、お兄さんには合ってそう!」
「…………気を使わなくていいぞ。」
ヴァン達の事を知ったサァラが心当たりを思い出している中、自分への呼び方を言い直したシャヒーナにヴァンはジト目で指摘した。
「ククク…………しかしさっきは丸く収まったが。ああいう馬鹿どもが湧くのは割と日常茶飯事なのか?」
「いえ…………いつもならマナーを守って観て下さる観光客が殆どですけど。ああいいったトラブルはここ数日、各方面で増えてきていまして。」
「それってやっぱり…………」
「映画祭の影響なんでしょうね。駐車場の車だけを見ても、国内外から沢山の人が集まってるみたいですし。」
「投資や新興ビジネスで当てたようなイキった連中なんかも多いってところか。…………”色々起きてる”のも納得だな。」
アーロンの疑問に答えたサァラの説明を聞いたフェリは真剣な表情を浮かべ、アニエ
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