第40話
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………右手にデカい駐車場がある、押さえてるからそっちに回せ。」
「おう。」
車の駐車場所についてアーロンが口にすると目覚めたヴァンがアーロンに指示をし、ヴァンの指示通りの場所でアーロンは車を駐車し、ヴァン達はそれぞれ車から降りた。
「ん〜〜〜〜〜、ようやく着いたか。」
「二時間くらいしか休んでませんが大丈夫ですか?」
車から降りて身体を伸ばしているヴァンにアニエスは自分達と違って僅かな睡眠時間しか取れていないヴァンを心配してヴァンに確認した。
「あー、大丈夫だ、慣れてるしな。しかしまだ朝方だっつうのに暑ィな…………さすが砂漠地帯だぜ。」
「昼にかけてもっと暑くなるかと。逆に夜は寒いくらいですけど。」
「依頼人との待ち合わせは正午だったか。それまでカジノあたりで涼むかよ?」
「行くわけねーだろ…………まずは宿にチェックインだ。荷物を置いたら午前中は”肩慣らし”に当てるぞ。」
笑顔である提案をしたアーロンに呆れた表情で指摘したヴァンは今後の行動方針について答えた。
「予約してもらったのは”伝統地区”の宿でしたよね?」
「ああ、ここからだと…………」
「あちらの方向がそうですね!」
「うし、そんじゃ行くか!」
その後宿にチェックインしたヴァン達は4spgを確認した後都市内を見て回っていた。
「綺麗ですね…………」
「ここに来るとサルバッドに来た、って感じがします。」
「ああ、他じゃ見れない光景だろう。そんで、あれが待ち合わせの六つ星ホテルだな。」
オアシスを間近で見てそれぞれ感想を口にしたアニエスとフェリの言葉に同意したヴァンはオアシスの中心に建っている高層ホテルを見上げた。
「”アルジュメイラホテル”…………遠くからも見てきましたけど、やっぱり大きいですね。」
「ハッ、煌都にも九龍ホテルがあるが、ミラのかけ方はケタ違いっぽいな。」
「前の時に展望ラウンジを覗きましたけど豪華すぎてびっくりしたくらいです。ちなみに夜景も、ラングポートとはまた違った感じで凄く良いんですよっ。」
「ほう…………そういわれると気になんな。」
「ふふ、ぜひとも見てみたいですね。」
「やれやれ、仕事だってのはくれぐれも忘れてくれるなよ?」
フェリの話を聞いてそれぞれ興味ありげな様子を見せているアーロンとアニエスにヴァンが苦笑しながら指摘したその時音楽が聞こえ、音楽を聞いて振り向いたヴァン達が視線を向けると集まった観客達の目の前で褐色の姉妹が演奏と踊りをしていた。
「あ、もしかしてフェリちゃんが見たっていう…………」
「はい、別の人だと思いますけど…………行ってみましょうっ。」
褐色の姉妹の踊りと演奏に
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