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星河の覇皇
第八十六部第五章 傍目に見つつその四十七

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「政治家であり続ける、引退は考えていない」
「一切ですね」
「この世を去られるまでですね」
「政治家であり続け」
「アウトカースト層の社会進出を進められ」
「そしてマウリアの上層になりますね」
「バラモンの上にある様になるのだ」
 カーストの最上位とされるその階級よりもというのだ。
「即ちカースト層よりもな」
「そうなる為にも」
「副主席はですね」
「政治家であり続けますね」
「生きておられる限り」
「そうされますね」
「だから磨き続ける」
 自分自身をというのだ。
「そうなる」
「左様ですね」
「ではこれからもですね」
「己を磨いていかれて」
「その中でご自身への批判も受けられる」
「そうされますね」
「そして誹謗中傷や罵詈雑言は気にしない」
 こちらは一切というのだ。
「聞いても記憶に留めない」
「そうしたものではですね」
「言うに任せる」
「そうされますね」
「そちらのことは」
「そうする」
 そうしたものには素っ気ない言葉だった。
「何でもない、そもそも政治の世界にいればだ」
「批判は受けますね」
「特に民主主義国家では」
「そして中傷も常ですね」
「それはどうしても受けますね」
「それを一々気にしていてはだ」
 それこそというのだ。
「きりがない、漫画でもあれこれと描かれるが」
「的外れな風刺画もありますね」
「漫画においても」
「そういうのはあまりにも多く」
「これと言って言えないですね」
「そうした雑多な意見なぞだ」 
 所詮はというのだ。
「聞こえてもだ」
「一つ一つ相手にするまでもない」
「それが的確な批判ならいいですが」
「全く何の意味もない罵倒や中傷はですね」
「気にするまでもないですね」
「そしてそうしたものを批判と言う意見もだ」 
 中傷や罵倒をというのだ。
「聞くまでもない」
「所詮はですね」
「そうしたものでしかないですね」
「批判と中傷や罵倒は違う」
「そこを区別することですね」
「人格攻撃もな、議会でもいるな」
 議会で選ばれる政治家と言っても色々だ、それが全て選良かというと決してそうではないのも民主主義である。
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