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夢幻水滸伝
第三百五十四話 リオ=グランデ川からその十三
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「しかしあちきがアメリカを統一するのは」
「お考えでないですか」
「そうなのですか」
「これといってな」  
 そうだというのだ。
「考えてへんわ、そやからな」
「州を守ることが出来れば」
「民とですね」
「それでええわ」
「そうですか、では会談でもですね」
「そのことからお話されていきますね」
「そうするわ」
 二人に答えた。
「これからな」
「そしてですね」
「この州と民を守りますね」
「そうしてくわ」 
 こう言ってだった。
 オコナーは会談の準備に入った、その時も州と民を守ることを念頭に置いていた。そのうえで準備を進めていくのだった。


第三百五十四話   完


                   2024・5・15
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