暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第三百五十四話 リオ=グランデ川からその十一

[8]前話 [2]次話
「どないするかや」
「基本友好的ですが」
「善隣外交を行っていますが」
「州の外の街や村と」
「そうしていますが」
「しかしな」
 それでもというのだ。
「問題は星のモンの勢力やな」
「具体的に二つですね」
「我々にとっては」
「まずはテキサス州のデリーロ様」
「そしてオクラホマ州のガーランド様ですね」
「そや、アリゾナ州のホイットマンさん達も気になるけどな」
 彼等以上にというのだ。
「あちきとしてはな」
「お二方ですね」
「あの方々とどうしていくか」
「それが外交上の問題ですね」
「お二人とは起きた世界では仲ええわ」
 官吏達にこのことも話した。
「特にな」
「揉めることなく」
「仲良くですね」
「ことを進めていかれていますね」
「左様ですね」
「ええ先輩達でな」 
 彼等はというのだ。
「お友達や、しかしな」
「それは星の方々が起きられた世界のことで」
「こちらの世界のことではないですね」
「こちらの世界ではどうか」
「それが問題ですね」
「そや、それでや」
 そうであるからだというのだ。
「ここはな」
「どうしていくかですね」
「あの方々と」
「まことに」
「それが問題ですね」
「若しな」
 それこそというのだ。
「お二人と揉めたら」
「その時はですね」
「オコナー様にとって不本意ですね」
「そうした事態になりますね」
「そや」
 まさにというのだ。
「そうなるわ」
「だからですね」
「外交は慎重に」
「そうしていきますね」
「そうするわ」
 こう言うのだった。
「この度はな」
「そうされますか」
「それではですね」
「外交を進めていかれますね」
「州の外の街や村と」
「特にお二方と」
「そうしてくわ、若し相手が攻めてくるなら」
 そうした時のこともだ、オコナーは話した。
「あちきはすぐに頭を下げへんで」
「戦われますね」
「そうされますね」
「必ず」
「そうするわ、そしてな」 
 そのうえでというのだ。
「撃退するわ」
「そのお力を以て」
「そうされますね」
「多くの獣やモンスターを用いられて」
「正規軍以外にも」
「獣やモンスターも立派な戦力や」
 オコナーは言い切った。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ