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夢幻水滸伝
第三百五十四話 リオ=グランデ川からその十

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「まさに超絶してるわ」
「人をですね」
「そうなっていますね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「ほんまあちき達もな」
「人であり」
「お一人ではですね」
「出来ることは限られてるわ」
 そうだというのだ。
「ほんまな、そやから自分等に官吏に軍人に」
「何かとですね」
「人材も集めておられますね」
「統治システムもな」
 これもというのだ。
「整えてるわ」
「州全体を治める」
「そちらもですね」
「そや」
 まさにというのだ。
「そうしてるわ」
「お一人で出来ることは限られているので」
「そうしたことも進めていかれていますね」
「そや、統治をな」
 それをというのだ。
「進めるで」
「統治システムも整え」
「そうもして」
「そしてですね」
「州を統一されますね」
「そうしてくで」
 オコナーは州全体を統治するシステムの作成を考えて実際にそれを整えていっていた。そうしてであった。
 州の掌握は彼の予想以上に順調だった、それで統一が見えてきた時に州の官吏達に対してこんなことを言った。
「州を掌握して統治するけどな」
「順調ですね」
「それもオコナー様の予想以上ですね」
「そうなのですね」
「そや、しかしな」
 それでもと言うのだった。
「ここで外のことも出て来たな」
「ニューメキシコ州のですね」
「州の外の勢力との交流ですね」
「外交や貿易ですね」
「そちらのことですね」
「そや、そっちがな」 
 どうにもというのだった。
「大きくなってきたな」
「そうですね」
「これまではただ貿易のお話が出て来てです」
「そしてこちらがそれならと答えて終わりでしたが」
「それがです」
「どうなるかですね」
「そや、それがや」
 どうにもという顔で言うのだった。
「大きな課題になってきたわ」
「外交において」
「左様ですね」
「そうなってきましたね」
「貿易の額が大きくなり」
「州の外の勢力の外交も課題になってきました」
「そや、それでや」
 その為にとだ、アルパカーキの官庁の会議室で話した。円卓に座っていて官吏達も同じく座って話をしている。
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