第十二幕その十一
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「私のものだよ」
「あっ、そう言われますと」
「魔法使いさんの魔法って合ってますね」
「お芝居に」
「舞台のセッティングに」
「そうですね」
「そう、おあつあらえ向きだからね」
まさにというのです。
「それでなんだ」
「魔法使いさんが担当されたんですね」
「魔法を使われて」
「舞台設定をされたんですね」
「そうですか」
「それでこうなったんですね」
「魔法はいい方向に使うとね」
そうすればというのです。
「この通りね」
「素晴らしいものを生み出しますね」
「素敵な舞台も」
「そうしてくれるんですね」
「正しく使うと」
「今回みたいに」
「そうだよ、ちなみに科学も使ったよ」
こちらの技術もというのです。
「二つの力を正しい方向に使う」
「人を喜ばせる」
「人の役に立つ」
「人を幸せにする」
「人を助ける」
「人を癒す」
「そうした目的の為に使えば」
それこそというのです。
「こうしたものにもなるんだよ」
「その通りね」
オズマは卵焼きを食べながら頷きました、この娘も他の皆もよく食べるオムレツではなくそちらです。
「何といってもね」
「魔法と科学はね」
「正しい方向にね」
「併せて使うとね」
「この舞台もそうで」
そうであってというのです。
「そしてね」
「他のこともね」
「あらゆることでね」
まさにというのです。
「最高のものをね」
「生み出してくれるね」
「オズの国ではそうした方向に使っているから」
正しい方向にというのです。
「だからね」
「それでだね」
「ええ、オズの国もね」
「どんどんよくなってね」
「素晴らしくなっていっているのよ」
「それでなのね」
おばさんはオズマと魔法使いのお話を聞いて言いました。
「私達はこんなに幸せなのね」
「旅行に連れて行ってもらって」
おじさんも言います。
「そしてね」
「このパーティーにも参加させてもらって」
「いいことばかりだよ」
「本当にね」
「力も技術も気持ちもね」
ドロシーはお二人に言いました。
「正しい方向に使うもので」
「オズの国ではね」
「常にそうなるんだね」
「そうなの、だから素晴らしい国なの」
まさにというのです。
「この通りね」
「そうね、じゃあこれからもね」
「この国でね」
「幸せに過ごしてね。それでね」
さらに言うドロシーでした。
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