第二十一話 王達の来訪その十二
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「いいな」
「遠慮しないで」
「そうしないと駄目だ」
「ではですね」
「私達もいいのね」
クロダとモルフォーニャも言ってきた。
「実は遠慮していたけれど」
「カグラギ様も同席されるので」
「仲間だ」
桃井が彼等に強い声で告げた。
「ならだ」
「私達もですか」
「一緒になのね」
「焼肉を食うことだ」
そうすべきだというのだ。
「そして野菜もな」
「食べるといいですね」
「そちらも」
「酒も飲みたいならな」
桃井はこちらの話もした。
「飲め」
「よし、それじゃあな」
「飲むか」
「皆でね」
今度はアッカ、ウスバ、マユタが言った。三人共喜んでいる。
「ビール飲みましょう」
「こっちの世界にもあったらな」
「あの酒を皆でな」
「ビールか、あるぞ」
犬塚が彼等に答えた。
「そちらの酒もな」
「よし、それじゃあな」
「その焼肉を食べて」
「ビールも飲みましょう」
「いや、皆で楽しむのなら」
雉野はそれならと言った。
「いいですね」
「全くですね」
「ではですね」
「これからは」
「一緒に楽しみましょう」
セバスチャンとエレガンス=モーン、クレオ=ウルバヌスに話した。
「それでは」
「それでは」
「姫様と共に」
「私達も」
「いや、焼肉ならです」
桃井はそれならと言った、実は今の時点でここにいる全員で囲んで食べている風景を想像している。
「ホルモンも」
「いいですね」
「それなら」
「ホルモンも食べよう」
桃井にはドゥーガとコガネ、ブーンが応えた。
「皆でね」
「どんなお料理か知らないけれど」
「それでも」
「そうしましょう」
「これからが楽しみだな」
「そうね」
「それもかなりな」
ソノイ、ソノニ、ソノザは三人で話した。
「頼りになりだ」
「そして気持ちのいい」
「新たな仲間達だな」
「はい、皆さんとてもいい方々ですよ」
スズメが三人に応えた。
「特にラクレス様が」
「いや、私は違う」
ラクレスはスズメの言葉を即座に否定した。
「私だけはな」
「そう言われますか」
「私自身を知っているからな」
「今度は俺が違うと言う」
ここでまた桃井が言ってきた。
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