暁 〜小説投稿サイト〜
スーパー戦隊超決戦
第二十一話 王達の来訪その七

[8]前話 [2]次話
「焦ったか」
「そうだったんだ」
「それでだ」
「ああなったんだね」
「何かのきっかけで人は変わるけれど」 
 立風舘も言ってきた。
「カオスもだったんだね」
「そうだな」
 トリンもまさにと応えた。
「そしてだ」
「ああしたことをして」
「失敗した」
「そうだね」
「あれは明らかにだ」
「焦ったね」
「目的を達成しようとな」
 そう考えてというのだ。
「急いでだ」
「これまでずっと一緒にやってきたラッキューロを切り捨てて」
「あらたな者達を迎えたが」
 そうしたがというのだ。
「それがよくなかった」
「戦ってみてもわかったよ」
 立風舘はトリンにその時のことを思い出しつつ話した。
「どうもね」
「デーボス軍の雰囲気が一変していたな」
「それまでとね」
「違和感に満ちていたな」
「幹部が一新されてね」
「そう考えるとデーボス軍僕達いてよかったんだね」
「そうよね」 
 ラッキューロとキャンデリラは立風舘とトリンの話を聞いてこう考えた、そのうえで言うのだった。
「役に立っていないかっていうと」
「違ったわね」
「そうだったのだよ」
 トリンは二人にも話した。
「君達はデーボス軍に必要だったのだ」
「僕もなんだね」
 ラッキューロは意外といった口調で言った。
「ずっと働かないとか言われてましたけれど」
「確かに働いてなかったな」
 ドゴルゴも否定しなかった。
「そうだったな」
「やっぱりそうですか?」
「ああ、けれどな」 
 それでもというのだった。
「最低限のことはやっていたしな」
「そうだったんですね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「雰囲気もな」
「僕がいてですか」
「よかったしな」
「俺達仲良くやってたよな」
 アイガロンも言って来た。
「四人で」
「カオス様を入れると五人でな」
「あの時の雰囲気悪くなかったよ」
「そうだったな」
「あのままいったらね」
 キャンデリラは考えつつ言った。
「私達ずっとやっていけたかもね」
「ああ、五人でな」
「そうだったかもな」
「そう考えますと」
 どうかとだ、空蝉丸は言った。
「焦らないことでありますな」
「そうよね」
 ウルシェードもその通りだと頷いた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ