激闘編
第九十一話 憂い
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司令:ディッターズドルフ准将(一千隻)
同司令:バルトハウザー准将(一千隻)
同司令:ハーネル准将(一千隻)
メックリンガー艦隊:一万二千隻
艦隊司令官:エルネスト・メックリンガー中将
参謀長:リッチェンス准将
同参謀:シュトラウス大佐
副官:ザイフェルト大尉
分艦隊司令:レンネンカンプ少将(三千隻)
同司令ビュンシェ准将(一千隻)
同司令:レフォルト准将(一千隻)
同司令:グローテヴォール准将(一千隻)
ケスラー艦隊:一万二千隻(編成中)
艦隊司令官:ウルリッヒ・ケスラー中将
参謀長:ブレンターノ准将
同参謀:ヴィッツレーベン中佐
同参謀:フェルデベルト中佐
副官:ヴェルナー大尉
分艦隊司令:アイゼナッハ少将(三千隻)
同司令:イエーナー准将(一千隻)
同司令:ニードリヒ准将(一千隻)
同司令:ゾンダーク准将(一千隻)
「卿等に集まって貰ったのは今後の方針を理解してもらう為だ。キルヒアイス、始めてくれ」
ミューゼル閣下に促されてキルヒアイスが説明を始めた…皆キルヒアイスの説明を聞いているのだが、俺も含めミッターマイヤー達の視線は一人の少佐に注がれていた。
「方針については以上です。質問のある方はおりませんか?」
ミッターマイヤーが手を挙げた。
「ミュッケンベルガー司令長官は皇帝陛下に何事か起こる、とお考えなのですか?」
「はい。畏れ多い事ながら、陛下の体調を心配なさっておいでです。もし陛下がお倒れになられる、またはお隠れになられた場合、国内で変事が起きてもおかしくはない、または起きる、とお考えの様です。この事が叛乱軍に知れた場合、彼等が何を企むか…」
「成程、もし何事か起こればミュッケンベルガー司令長官は混乱を防ぐ為に帝都を離れる事が出来なくなる、叛乱軍への対処が我々に課せられた使命という訳か」
「はい。仰る通りです」
「了解した。ところでミューゼル閣下、そこに居りますのは閣下の新しい副官でございますか」
皆の視線に気づいていたのだろう、ミューゼル閣下が笑い出した。
「ああ、紹介を忘れていた、アントン・フェルナー少佐だ。キルヒアイスが参謀長職が多忙そうなのでな、新しく副官を付ける事にしたのだ。フェルナー少佐、自己紹介を」
「はっ…アントン・フェルナーであります。この度ミューゼル副司令長官の副官に任じられました。帝国軍の精鋭たる皆様と共にミューゼル閣下に仕える事が出来ますのは、まことに光栄であります。至らぬ身ではありますがご指導の程宜しくお願いします」
自己紹介の内容とは正反対の面構えで敬礼し、元の位置に戻って行く…一癖も二癖もありそうな男だ。
「フェルナーはブラウンシュヴァイク公の家臣でもある。艦隊勤務は始めてだ。気づいたところが有ったら卿等も遠慮なく教えてやってくれ
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