激闘編
第九十一話 憂い
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示で動くというものがあんなにも心地よいものだとは思わなかった。名演奏家によって奏でられるコンツェルト…ふん、これはメックリンガーの領分か。だがそう思わずにはいられない時間だった…。おそらくミッターマイヤーもそう感じているだろう。やっと我々を使いこなせる人物に出会ったと。
「大将での副司令長官への抜擢、確かに近年希に見る名人事かも知れんな」
そう言ってミッターマイヤーは深く頷いた。
「しかし抜擢された分、ミューゼル閣下の一挙手一投足に注目が集まる。配下にある我々とて同様だ。気を付けて欲しいものだな、ロイエンタール提督」
「それはどういう意味かな、メックリンガー提督」
「はて、意味が解らぬロイエンタール提督とも思えぬが」
ふん、言ってくれるではないか…だがメックリンガーの言う通りだ、しばらく女は自重するか…。
「止めた方がいいぞメックリンガー提督、モテない男のひがみに聞こえるぞ」
「…そう言う卿はどうなのだ、ケスラー提督」
「だから俺は何も言わんのさ」
ケスラーはそう言って笑った。ミッターマイヤーはいいとして、こいつ等は夜を共にする女の一人も居ないのか…?
「…何か言いたそうな顔だな、ロイエンタール提督」
「いや、何でもない…ところでケスラー提督、ミューゼル閣下はまだかな」
「先程決済の必要な書類をご覧になられていたから、まもなくだろう」
ケスラーが言い終わらぬ内にミューゼル閣下がキルヒアイスを伴って入室した。わざわざ麾下の艦隊司令官たる我々を集めるという事は、新たな軍事行動でも始まるのだろうか。
ミューゼル艦隊:一万五千隻
艦隊司令官:ラインハルト・フォン・ミューゼル大将
参謀長:ジークフリード・キルヒアイス少将
同参謀:トゥルナイゼン大佐
同参謀:フェルデベルト中佐
副官:フェルナー少佐
分艦隊司令:シューマッハ少将(三千隻)
同司令:ワーレン少将(三千隻)
同司令:ルッツ少将(三千隻)
本隊所属分艦隊司令:ミュラー准将(五百隻)
同司令:ビッテンフェルト准将(五百隻)
同司令:シュタインメッツ准将(五百隻)
ミッターマイヤー艦隊:一万二千隻(編成中)
艦隊司令官:ウォルフガング・ミッターマイヤー中将
参謀長:ディッケル准将
同参謀:ドロイゼン大佐
副官:アムスドルフ大尉
分艦隊司令:ケンプ少将(三千隻)
同司令:バイエルライン准将(一千隻)
同司令:ジンツァー准将(一千隻)
同司令:レマー准将(一千隻)
ロイエンタール艦隊:一万二千隻(編成中)
艦隊司令官:オスカー・フォン・ロイエンタール中将
参謀長:ヴィンクラー准将
同参謀:ハーネル大佐
副官:レッケンドルフ大尉
分艦隊司令:ゾンネンフェルス少将(三千隻)
同司令:シュラー准将(一千隻)
同
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