第七百五十七話 麻薬がもたらすものその十
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「そこまで酷い人はね」
「そうはいないな」
「もう屑も屑で」
それこそというのだ。
「全くの無能でいいところもない」
「最低と言ってもだな」
「まだ足りない」
「餓鬼だな」
「そうでしょ」
「親戚のお葬式の後の食事会でな」
昼のそれにとだ、テンボは話した。
「家族でもないのに上座に上がって飯を食ったらしいしな」
「何だ、それは」
ダンも話を聞いて呆れた。
「常識がなさ過ぎるぞ」
「子供でもしないな」
「礼儀もないのか」
「それを五十位の頃にしたそうだ」
「五十歳でそれか」
「そして親の葬式の時居候でその居候先も追い出される寸前だったが」
「あまりにも酷くてか」
「周りの悪口や不平不満ばかり言ってな」
そうした状況でというのだ。
「そうだったが長男だから喪主をやるものだとな」
「思い込んでいたか」
「それでふんぞり返っていた」
「それもないな」
ダンは軽蔑しきった顔と声で言い切った。
「本当に」
「そうだな」
テンボも同意見だった。
「長男でもだ」
「居候先を行いで追い出されそうな奴にだ」
「喪主はさせないな」
「誰もな、しかも天理教のお世話になっていてだ」
その状況でというのだ。
「葬式は仏教でいいとかな」
「言ったのか」
「そうだった」
「あの、五十歳でそこまで酷いって」
エイミーがまた言ってきた。
「生きて来て何もね」
「学んでこなかったな」
「ガキというか」
エイミーは顔を顰めさせつつ言った。
「白痴ね」
「そこまで酷いな」
「そこまでなるってね」
「甘やかされてもか」
「そうはならないでしょ」
こう言うのだった、エイミーはこれまでの人生で出会ってきた人を振り返ってそのうえでそこまでレベルの低い輩はいなかったことを確認してから言った。
「流石にね」
「俺もそう思うが」
テンボにしてもだ。
「それでもね」
「甘やかされてなの」
「そうなったらしい」
「あの、どんな親だったの?」
ジャッキーも呆れて言ってきた。
「そこまでの屑育てるって」
「親の顔が見たいな」
「ええ」
テンボに真顔で答えた。
「流石にね」
「何でも母親が酷かったらしい」
「悪い親から悪い子供ね」
「ヒス持ちでエゴイストで自惚れていて遊んでばかりでな」
「そうした親だったの」
「執念深く怠け者で育児放棄をしていた」
「最低な奴だったのね」
「自分以外の生きものは全て大嫌いだったらしい」
「そこまでエゴが強かったの」
「少しでも自分の思い通りにならないと」
そうなると、というのだ。
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