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スーパー戦隊超決戦
第二十一話 王達の来訪その四

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「あんたがそのことをわかったならね」
「それならか」
「私は嬉しいよ」
「そのつもりだ、もう人間を否定しない」
 絶対にというのだった。
「そして人間の世界でだ」
「生きていくね」
「そうする」
 まさにというのだ。
「これからはな」
「宜しく頼むよ。それでお昼だけれど」
 ヤツデはこちらの話もした。
「オムライスでいいかい?」
「オムライスか」
「ああ、好きかい?」
「食べられる」
 好き嫌いを言わずにだ、ドクターマンはこう返した。
「その料理もな」
「そうなんだね」
「かつては食事に関心がなかった」 
 そうだったというのだ。
「しかしだ」
「それでもだね」
「今は違う」
 そうだというのだ。
「色々な食事を楽しんでいる」
「そうなんだね」
「それでオムライスもだ」
 ヤツデが言ったこの料理もというのだ。
「楽しんでだ」
「食べられるんだね」
「今はな。沖縄でもだ」
「食べて楽しんでるんだね」
「沖縄料理もな」
 そうしているというのだ。
「今はな」
「それは何よりだね」
「それでだ」 
 ドクターマンはさらに話した。
「この店のお菓子も馳走になっているが」
「そちらも美味しいね」
「駄菓子達もな」
「そうだね、駄菓子は美味しいんだよ」
「そうだな」
「飲みものだってね」
「先程冷やし飴をいただいたが」
 この飲みものをというのだ。
「そちらもな」
「美味しいんだね」
「そうだった、ただ安心してくれ」
 ドクターマンはヤツデにこうも言った。
「飲んで食べた分は支払う」
「いや、ご馳走したからね」
 ヤツデはそれでと返した。
「別にね」
「いいのか」
「気を使わなくていいよ」
「いや、店のものを頂いたのだ」
 ドクターマンは真面目に返した。
「だからだ」
「お金は支払うんだね」
「そうさせてもらう」
「あんた真面目だね」
「そうだよな」
 セッちゃんはヤツデのその言葉に頷いた。
「それもかなりな」
「生真面目って言ってもいいね」
「その真面目さいいよな」
「全くだね」
 まさにと言うのだった。
「本当に」
「私は真面目か」
「真面目だよ」 
 ヤツデは本人にも言った。
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