第二十一話 王達の来訪その二
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「彼等は超越的な存在が何かしらの考えで復活させていると見ているが」
「ダグデド達は違うか」
「そもそもダグデドは不死身だった」
「死なないのか?」
「限られた方法でなければ傷付かず」
セッちゃんにこう話した。
「そして例え死んでもだ」
「蘇るんだな」
「そうだ」
まさにというのだ。
「ダグデドはな」
「そんなのだとね」
ヤツデはドクターマンの話を聞いて言った。
「お仲間も復活させようと思ったらね」
「復活させられるな」
「そうだね」
まさにというのだ。
「本当に」
「だからだ」
それでというのだ。
「彼等もだ」
「出て来るかも知れないんだね」
「若しかするとな」
「それが悪いことだね」
「若しかするとな」
こう言うのだった。
「そうかも知れない」
「嫌な連中だな」
ここまで聞いてだ、セッちゃんは思った。
「つくづく」
「誰もがそう思うな」
「ああ、嫌な要素がな」
まさにというのだ。
「てんこ盛りだな」
「そうだな、だが新たな者達が加わることはな」
「いいことだな」
「そうだ、だからな」
「その戦隊にも頑張ってもらうか」
「そうしてもらうことだ、だが」
「だが?」
「私は守られてばかりというのは好きではない」
ドクターマンはここでこんなことを言った。
「それでだ」
「あんたも戦うのかい?」
「いや、家族を呼び戻したい」
こう答えるのだった。
「そして私自身を守る」
「家族?」
「八人いる」
その数のことも話した。
「全員呼び戻そう」
「八人だな」
「そうだ、八人だ」
セッちゃんにまた答えた。
「そして家族の家族も加えるとな」
「もっといるんだな」
「九人になる」
「そしてその九人でか」
「私はな」
是非にというのだった。
「守ってもらい私自身も守る術をな」
「手に入れるんだな」
「そうしたい、戦隊の諸君の好意は有り難いが」
それでもというのだ。
「それに甘えることはしない」
「立派だね」
ヤツデはドクターマンのその考えを聞いて感心して言った。
「その考えは」
「そうだろうか」
「私はそう思うよ」
「そうなのだな、そう言われてだ」
ドクターマンはヤツデの言葉を受けて彼女に話した。
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