気が付けば……
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
》ビル)
既に空には太陽が月と選手交代を済ませてある。
可能であるのなら今日は大会で大活躍をした息子の為に、家族揃って普段は金銭的な理由で行かない様なちょっとだけ高級店でお祝いとかをするのだろうけど、今回に限ってはデイジーさんと一緒の時間を優先させてもらう。
魔法でデイジーを帰す役目のリュカ様もそれは承知してくれてて……
「サラボナには上手く言ってあるから、今晩は飯(夕飯 → デザート → 夜食)を食べてから帰るんでも良いんじゃね?」
と言ってくれた。
大人の根回しというヤツだろうか?
素直に頂戴します。
でもルディーさんは……
「勝手な事を……言い訳に苦労するのは僕なのになぁ」
と呟く。
「言い訳って……デボラの我が儘を押し黙って訊くだけだろ? 放っておけば良いんだよ!」
とリュカ様にしか出来ない対応を伝授。
この二人を見ていると、互いの能力(ルディーさんからは当然)を認め合っている師弟関係が見えてくる。
あのウルフ閣下も自ら『リュカさんの弟子は俺!』と勝手に宣って居るけど、リュカ様とルディーさんとの関係の方が俺は良いと思う。
でも心なしか、最近(特に今日)はルディーさんのリュカ様への接し方がぎこちない。
デイジーさんの事でデボラさんを相手取って色々と根回し(?)をしているからかな?
そんな事を考えていると準備が整ったらしく、2階の練習スタジオへ来るようにと声がかかった。
準備……と言われても“何のこっちゃ?”って感じだろう。
何とこれえからプリ・ピーがここの2階で特別に演奏を行ってくれると言うのだ!
勿論これはリュカ様からの提案であり、俺が自身の彼女に趣味として話題に出したMGの事から、デイジーさんの知ってる最新の音楽(マリピエ)の話題に移り、『最近ではプリ・ピーの方が活動的である』とデイジーさんに言った事がプロデューサーに知られていて今回メンバーを集めてくれたそうだ。
かなり急な招集だったから全員は集まらないと俺もリュカ様も思っていたが、数時間前にお願いしたにも関わらず全員が集まってくれたのだ!
驚くべき事ではあるのだが、もう一つ驚かされたのは集まった人数がプリ・ピーメンバーより多い事だ(笑)
何の事だ?
とお思いの方も居るだろう。
なんと驚く事にメンバーの一人キャロラインさんには彼氏が居て(正直それにも驚いた)、今日(もう夕方)はデートをしてたそうだ。
なので今回の件で自宅へご訪問(リュカ様とアイリーンさんが……)したと
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ