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私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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 夏休みになって、キッチンカーを掃除していた時、剣道部の三日月俊平さんがやって来て

「真織ちゃん この後 時間ある?」

「えっ ええ まぁ バイトに行く時間までなら・・・」

「学食で待っているよ 来てくれる?」

「良いですけど・・・ 私 汗だくだから 帰ってシャワー浴びないとー」

「すぐ 済むよ 話がある」

 と、行ってしまった。なんか・・・訳ありそうだった。私 何となく あの人には入学試験の時から縁を感じていたので無視出来無かったのだ。自分でも汗臭いかなーと気にしながら、向かうと

「やぁ 来てくれて ありがとう」

「いいえ でも どうしたんですか? いきなり・・・」

「うん 僕は 福井県庁職員の採用試験に受かった 少し 寒いところかも知れないけど だんだんと温暖化になってきているし そのうち新幹線も延長するし 住みやすい街の上位なんだよ」

「・・・そうなんですか 良かったですね そうかー 福井かぁー でも なんでー ここ 地元でしょぅ?」

「うん でも 君の実家からも そう 遠くないだろう?」

「そーですね それに 福井っていうと 少し 関わりあるかもー」

「あのさー 君のこと 無茶を承知で言うんだけどー 僕と付き合ってくれないか? そして、君が卒業したら 福井に来てくれ」

「えっ えぇー 何で・・・ウチ なんかと・・・」

「入学試験の前 僕に メンをくれたろう? 入学式の時も 再会して 君のことが心に焼き付いて 忘れられないんだ それから 君のこと見てきたけど 誰にでも 明るく接していて好感度抜群だよ だけど、しばらくすると彼氏と一緒でなぁー ショックだったけど 天野カツ 知ってるだろう? 素直で機転も利くし気立てが良くって可愛いから理想的な女だよって ベタぼめなんだよ 一度会ったきりで惚れてしまったよーって だから 思い直した 諦めきれないんだ 一度アタックするだけしようって」

「・・・ あのー 私・・・」

「わかってる 彼氏が居るんだろう でも 僕も 君に真正面からメンを叩き込みたい 今度の大会 優勝する 君への決意だ」

「あ そんなこと 言われても・・・だって アキが三日月さんのこと いい感じだって・・・好きみたい」

「あぁ アキちゃんも可愛いよねー 昔から知っているし でもカツの妹だし そんな気になれない」

「そーですかぁ? でも 私 困ります」

「いいんだ 突然だったからね でも 卒業まで あと 半年ある それまでに答えを出してくれればいいんだ」

「でも 私 三日月先輩のこと あんまり 知らないしー」

「だから まだ 半年ある それまでに・・ とにかく あの時 出会ったのは 運命なんだよ」

 この言葉に
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