第二章
[8]前話
「ラオチューもビンガも」
「バーボンもですね」
「飲ませてもらうよ」
こう言ってでした。
トミーはあちこちのお酒をどんどん飲んでいきました、どのお酒もとても美味しくて中々飲むのが止まりません、それでなのでした。
「お客さん、その辺りで」
「ああ、かなり飲んでるね」
「はい、ですから」
蜥蜴はかなり酔っているトミーにカウンターから注意しました。
「それ位にしまして」
「お金払って帰るべきかな」
「どのお酒もウイスキーみたいな感じですから」
「強いね、確かに」
「もうそれ位にして」
「帰るべきだね」
「はい、そうした方がいいですよ」
「それじゃあね」
トミーも頷いてでした。
飲むことを止めてそのうえでお勘定を払ってそのうえでお家に帰りました、ですがその途中も千鳥足でたまたま通りがかったピーターラビットのお父さんも言いました。
「飲み過ぎじゃないですか?」
「そうかな」
「そう見えますよ」
「いやあ、パブのお酒があまりにも美味しくて」
それでというのです。
「飲み過ぎたよ」
「飲みすぎ注意ですよ」
「わかっているけれどね、けれどもうすぐ家だから」
「大丈夫ですか」
「大丈夫だよ、じゃあ戻るよ」
ピーターラビットのお父さんに言ってでした。
お家にまで帰りました、すると奥さんに言われてすぐにベッドに入って寝ました。トミーはこの時までは幸せでしたが。
朝起きてです、奥さんにこんなことを言いました。
「頭が痛くて大変だよ」
「飲み過ぎよ」
「いや、辛いよ」
「それならお風呂に入りなさい」
「そうするよ」
頭の痛さと身体のだるさに苦しみつつ応えます、そうしてお風呂に入りながらもうお酒は控えようと思うのでした。またパブに入るまでは。
アナグマトミーのお話V 完
2023・12・27
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