第39話
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れてみろ。後ろの荷台に転がして連れてくるからな…………?」
「…………薄々わかってたがスイーツ以外もうるせえのがあんのかよ。」
ヴァンのアーロンへの念押しにアニエスとフェリが苦笑している中アーロンは呆れた表情でヴァンを見つめた。
「あとは車とサウナですよねっ。」
「まあ、とにかく安全運転さえしていただければ…………」
「えーっと、ヴァンさん?アーロンに運転させるのが不安なら私でよければするけど…………」
「マティはアーロンを甘やかしすぎよ。アーロンの運転の試験の意味でも最初にアーロンにさせるんでしょう、ヴァンさん。」
「ああ。それにマルティーナは九龍ホテルのVIPクラスの客用の送迎車の運転手の経験があるから、正直マルティーナの運転の腕前は心配してねぇ。先に運転が不安な野郎の腕前を見極めておきたいんだよ。」
アーロンの代わりに車の運転をすることを申し出たマルティーナに指摘したユエファはヴァンに確認し、確認されたヴァンが答えるとヴァンのザイファに通信が来た。
「なんだ、こんな時に。ってこの番号は――――――(コイツらもいるが仕方ねぇか…………)」
ザイファに記されている通信番号を確認したヴァンはアニエス達に視線を向けた後アニエス達に背を向けて通信を開始した。
「ヴァン様、よろしいでしょうか――――――あら。」
ヴァンが通信を開始すると水色髪の女性が映像に現れ、女性はアニエス達に気づくと目を丸くした。
「え……」
「お、なんだなんだ、女からかよ?」
(不思議な恰好…………)
(フフ、”様”付けで呼んでいるのだから、まさかあの女性にとってヴァンさんは主なのじゃないかしら♪)
(そんな訳ないでしょう…………大方、仕事の関係で知り合った人物じゃないかしら?)
初めて目にした女性を目にしたアニエスは呆け、アーロンとフェリはそれぞれ興味ありげな表情で女性を見つめ、ユエファの推測にマルティーナは呆れた表情で指摘した。
「その、申し訳ありません。事務所の方々とご一緒でしたか…………」
「あー、気にしないでくれ。――――――悪い、追加査定だったか?すまんが今ちょっと立て込んでててな。これから出張で旧首都を空けるんだ。戻ってきてからってことでいいか?」
「!そうでしたか…………」
「何分、急に決まっちまってな。アンタにも連絡しとくべきだったぜ。」
「いえ、こちらは問題ありません。ですがヴァン様――――――前回受け取った各種ステータスは明らかに異常でした。サービスを提供するわたくし共といたしましても捨て置くわけには――――――何より担当として…………個人的にも心配です。」
「あー…………そうい言ってくれるのは有
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