暁 〜小説投稿サイト〜
私 あの人のこと 好きなのかも やっぱり好きなんだよ 昔からー
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とりでお風呂に入ったのだけど、出た後も彼は眠ったままなので、つまらない夜を過ごしていた。私は、どうしてここに居るのかしら。どうして彼の傍に・・・。初めて会った時、懐かしい感じがしたから・・・側に居るだけで和むのだ。でも 今は 彼の飯炊き女みたい・・・。もっと 私に 構ってよー・・・。強引でも いいのよ・・・襲って来ても・・・。受け入れると思う・・・。


 夜遅くになっても起きないので、仕方なく彼の隣に潜り込んで、無理やり腕枕をするように寄り添っていた。だけど、彼はお義理みたいに無意識に左腕で私を抱いて来る振りだけで、何の反応も無かったので、私はつまんなくて彼の鼻を突っついたりして、少しエッチになって彼のものを撫で上げたりしていたのだけど、そのうちに寝てしまっていた。

 朝、隣りで私の胸をまさぐる彼が居て、眼が覚めてしまった私は、そのまま お昼前までベタベタと抱き合うだけだった。

 そんな風で夏休みを迎えた時、私は決心をして、石畳伸蔵さんに連絡をして、写真を撮って下さいとお願いをしていた。来年には二十歳になるし・・・伊織利さんに全てを捧げる前に 想い出にしようと生まれたままの姿で と決心していたのだ。
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