第五章
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たけれど」
「恋愛のことに関しては」
「違ってたのね」
「ええ、自分でわかったわ」
その必死の顔での言葉だ。
「私もそうなのね」
「そうね。人間ってどんな明るい子でも何に対してもそうとは限らない」
「そういうことよね」
「本当によ。怖くて緊張して嬉しくて」
感情の推移は激流だった。
「こんなことはじめてよ。けれど」
「けれど?」
「けれどっていうと?」
「本当によかったわ」
最後に満面のいつもの彼女の笑みで言った。友美は普段の天真爛漫な彼女に戻ることができたのだった。苦しみが幸せに変わって。
天真爛漫 完
2012・10・3
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