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オズのエマおばさん
第十一幕その十二
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「おやつに」
「何がいいかしらね」
「考えてしまうよ」
 ご夫婦でお話しました、ドロシーの言葉を受けて。
「どうしても」
「そうよね」
「この街は甘くて美味しいものも一杯あるから」
「どうしてもね」
「嬉しい悩みね」
「全くだよ」
「ええ、悩みも嬉しい悩みなら楽しみだから」
 それでとです、ドロシーも言います。
「だからね」
「それでなのね」
「今は悩むことだね」
「そうして決めましょう」
 こうお話してです。
 街の石造りの泉、赤い石の中できらきらと輝き日光を浴びて虹も見せているそちらの傍での多くの芸を観つつです。
 皆で悩みました、そして三時のおやつの時間には。
「モンブランのケーキに苺のタルト」
「そしてアップルパイだね」
「いいわね」
「この村の天井幸を使ったお菓子はね」
「とてもいいわ」
「美味しいよ」 
「そうよね」
 ドロシーはそれ等のティーセットを前に一緒にいるおばさんとおじさんに応えました。
「最高にね」
「紅茶も美味しいわ」
「シナモンティーもね」
「このお茶もね」 
 こちらもというのです。
「同じよ」
「お茶の葉がなのね」
「この街のものなのね」
「お茶畑で採れたね」
 この街のというのです。
「そうしたものよ」
「そうなのね」
「お茶もあるんだね、この街は」
「そう、ちなみにお茶でね」
 ドロシーもシナモンティーを飲んでいます、そのうえで言うのでした。
「栄えている街もあるでしょ」
「オズの国にはね」
「そうだね」
「外の世界でもね」
 そちらでもというのです。
「そうした街もあってね」
「オズの国にもあるのね」
「そうなんだね」
「そうなの」
 こうお話するのでした。
「これがね」
「お茶はそれだけ大事ってことね」
「アメリカはコーヒーが主流だったが」
「他の国ではよく飲む国も多いし」
「だからだね」
「そうした街もあるの」
 そうだというのです。
「外の世界にもオズの国にもね」
「それでお茶もなのね」
「山や平地の幸になるんだね」
「ええ、だからね」 
 それでというのです。
「お茶もね」
「楽しめばいいのね」
「そちらも」
「そうなの」
 こう言って紅茶を飲みます、その紅茶はアメリカ風にレモンティーですがドロシーはその紅茶を飲んでまた言いました。
「コーヒーもいいけれど」
「お茶もいいわね」
「こうして飲んでいると」
 おばさんもおじさんも飲んで応えます。
「落ち着くね」
「美味しいだけじゃなくて」
「だからね」
 それでというのです。
「お茶もいいのよ」
「そうね」
「こちらも」
「だからよ」
 それでというのです。
「今もこれからもね」
「飲めばいいのね」

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