第二章
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凄くて」
「ホットケーキとかもよね」
「大きいのがあってそれにシロップたっぷりだよ」
「太りそうね」
「だから皆太ってるんだよ」
必然的にそうなるというのだ。
「もう本当に凄いからさ」
「あれ何食べてるかって思ってたけれど」
「それと比べて日本の食事ってヘルシーだよ」
ジャスティンはその目を輝かせてさえいる。
「お野菜もバランスよくあってね」
「まあ。確かにバランスを考えて献立してるわね」
「うどんとかも美味しいね、お母さんも本当の和食はこうだっていうしね」
つまりアメリカの日本料理は日本のそれとはまた別物だというのだ。アメリカ人の舌に合わせるから当然ではあるが。
「本当に美味しいね」
「気に入ってくれたのね」
「カロリーも少ないし栄養のバランスもいいし」
ジャスティンはにこにことして友美に話していく。
「いいね、和食って」
「それも気に入ってくれたのね」
友美にとっても日本を気に入ってくれて嬉しかった。そうした話をしてその日の昼は二人で学校の食堂で味噌鯖定食を食べたがジャスティンは味噌の味にも感激して友美に感謝の言葉さえ述べたのであった。
こうしたことを繰り返しているうちに二人はよく一緒にいる様になった。それで。
友美はジャスティンのことを意識する様になった、彼の顔を見て考えると自然と笑顔になる様になった、それでだった。
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