MR編
百六十三話 姉、襲来(後)
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先でプスリと刺した。
「…………なん」
「別に〜姉を心配させる罰だ〜」
うりうりーと痛みのない程度に指を押し付ける姉の姿を半目で見てから、ティッシュペーパーの上に並べた爪を包んで立ち上がる。
「ガキか。ったくつーか寝ろよ長旅で疲れてんだろ!」
「やーん!明日はとりあえず予定もないし打ち合わせも無いんだもん、いいでしょ?もっと構ってよ〜ホラお酒出して、一緒に飲むとか〜」
「お前の弟ギリギリ19だっつーの!!」
夜の桐ケ谷家に、久方ぶりのじゃれ合う声が響く。結局その日、リビングの窓から漏れる灯りは23時頃まで消える事は無かった。
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