第二章
[8]前話
それはビーチでも同じで部活の合宿の自由時間に海で泳ぐ前にもしっかり他の部員達と共にまずは準備体操をしたが。
ふとだ、海がビーチが騒がしくて何かと思うと、ライフセイバーの人が困った顔でこんなことを言っていた。
「全く、助かったからよかったけれど」
「何かあったんですか?」
「いや、お爺さんが溺れてね」
ライセイバーの人は自分に尋ねて来た羽生田に答えた。
「助けたんだよ」
「助かったんですね」
「何か思想家の芳本孝明とかいうらしいけれど」
「思想家ですか」
「戦後最大とか言うけれど何書いてるかわからない文章ばかり書いて」
そうであってというのだ。
「テロやって大量殺人の首謀者になって愛人沢山いて贅沢三昧のカルト教団の教祖を最も浄土に近いとか言ってる奴だよ」
「アホですか」
「アホだね」
ライブセイバーの人も否定しなかった。
「それでアホだから準備体操しないで海に入って」
「溺れたんですか」
「そうだよ、命に別状はないけれど」
「泳ぐ前に準備体操は絶対ですよね」
「そんなこともわからないから」
ライブセイバーの人は忌々し気にまた言った。
「アホなんだよ」
「本物のアホですね」
「うん、全くだよ」
自分に何があったのか聞いてきた羽生田に答えた、羽生田はその返事を聞いてから部に戻って何があったのか話すと。
斎藤はまさにという顔でだ、羽生田に答えた。
「そうなるから準備体操はね」
「泳ぐ前はですね」
「絶対にしないと駄目だよ」
「そうですね」
「その戦後最大の思想家とかいうね」
「アホな爺さんみたいになったら駄目ですね」
「そうだよ、そんなアホな爺さんは反面教師にして」
そうしてというのだ。
「僕達は真面目に準備体操をして」
「それからですね」
「泳ごうね」
「今もこれからも」
「そうしようね」
二人でこう話してだった。
羽生田は斎藤達と一緒に海で泳いだ、準備体操をしっかりした後なので問題なく泳げた。そして以後も準備体操を欠かさなかったので問題はなかった。
水泳前は絶対に準備体操 完
2024・6・24
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