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リュカ伝の外伝
恋する乙女達のスピード勝負
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anmmer《軍用・ハンマー》を運転出来ない所為でもあるが、魔力があっても見栄えとして各大臣等には運転はさせないだろう。

本年度から使用される事となった公用車(公式用魔道車)の所為で大会会場入り口付近は大混雑。
大会に参加する選手は皆が学生(義務教育課程の学生)
それ以外は応援に来た親御さん等だから、大半がまだ魔道人員輸送車(バス)を利用している。

その魔道人員輸送車(バス)等は急に増えた魔道車(まどうしゃ)に困惑しているだろう。
魔道車(まどうしゃ)が増えて動けない状態(以前リュカ様が『渋滞』と仰ってた)には魔道人員輸送車(バス)ドライバー(運転手)だけで無く当然利用客にも迷惑が掛かっている。

軍用魔道車・Hanmmer(軍用・ハンマー)は指定されたスペースに駐車させる為、俺は会場のメイン玄関付近で降車。
ドライバー(運転手)のガデツ大尉と共にそのスペースに走って行く魔道車(まどうしゃ)を軽く見送りながら周囲を見渡すと魔道人員輸送車(バス)停が少し離れた所に設置されてる為、ここ(会場目の前出入り口)では降りれない乗客の少女が、車内からでも聞こえてくる(流石に窓が開いている)声で怒鳴っているのが見受けられた。

気持ちは解らないでも無いが、あんなに騒がれるのは本当に迷惑だ。
今の俺には如何する事も出来ないしな。
無視……と言うか放っておいて俺は会場内へ入って行く。

会場内には既に先遣してる部下が居り、俺に近付くと敬礼をして出迎えてくれる。
俺も返礼で返し互いに動き出す。
複数居る部下の内の一人が「本年度はフェンシング部からの見学となっております故、こちらの会場へお願い致します」とフェンシング大会会場の来賓控え室へと俺を誘う。

去年度は剣術部が先に見学だったのだが、毎年贔屓が無いようにとの配慮で交互に変わって見学を行うのが通例だ。
どちらも前半は個人戦を行い、終わり昼食(個人戦が終わるタイミングにもよる)を摂り、ほぼ午後から団体戦へと内容が進んでいく。

例のサプライズだが……
妻に全てを任せている為、俺の方では現状を確認出来ないで居る。
まぁ問題ないとは思うのだが、何でだか剣術部の会場の方は人が多いのだ。

出場参加選手数はほぼ同じだから、そこで人数差が出てるとは思えないけど……
剣術部の父兄の方が応援に力を入れているのか?
息子の彼女(サプライズで連れてきてもらった彼女)は人見知りが激しい女性だから、向こう(剣術部会場)が混んでいるのが凄く気がかりである。

ピピンSIDE END




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