暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
XV編
第207話:見えぬ狙い
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を取り出し逃げようとするエルザだったが、そうはさせじと透がカリヴァイオリンを投擲した。
「逃がさないッ!」
「あっ……!?」
回転しながら飛んでいくカリヴァイオリンは、正確にエルザの手の中のアンプルだけを破壊して彼女が逃げるのを妨害した。ミラアルクはそれを見た瞬間、片腕だけ変形させながら近くのコンクリートの柱を殴って崩壊させ2人とエルザの間に障害物を作り出す。
「しまった、これじゃあ……!」
「クリスッ!」
このままでは逃げられてしまう。そう焦るクリスに対し、透は彼女を呼びながらバレーのレシーブの様に両手を構えた。それだけで全てを理解したクリスは彼の方へと駆けて飛び、飛んできた彼女の足の下に透は組んだ両手を滑り込ませて彼女を頭上へと飛び上がらせた。
障害物となった柱の上空へと飛んだクリスは、ヘッドギアとアームドギアを変形させスコープとスナイパーライフルを構える。HMDとなったヘッドギアから見える視界の中に、クリスは逃げるエルザの姿を確かに捉える。
「逃がすかッ! ファイアッ!!」
[RED HOT BLAZE]
狙いを定めて放たれた一発は、正確にエルザへと向け飛んでいく。高速で飛来する一発に、彼女が気付いた時にはもう遅かった。
「あ…………!?」
一発の銃弾が齎すにはあまりにも大きな爆発。地面を抉りクレーターを作り出すほどの一撃の後には、残念ながらエルザの姿は無く破損したアタッシュケースだけが残されているのだった。
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