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星河の覇皇
第八十六部第五章 傍目に見つつその二十八

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「グレーゾーンもだ」
「増やし」
「そしてですね」
「そこにいる者達もですね」
「徐々にですね」
「味方にする、政治は白黒をはっきりさせるよりもだ」
 それよりもというのだ。
「やはりな」
「灰色ですね」
「灰色を増やす」
「その方がいいですね」
「そうした世界ですね」
「また敵も状況が変わればな」
 その時はというのだ、政治の世界も人間の世界であり状況というものはそれこそ常に変わるものであるのだ。
 ジャバルもそれはわかっている、それで今こうも言うのだ。
「味方になったりもする、逆もあるが」
「そのことも踏まえて」
「そうしてですね」
「駅といえどですね」
「常ではない」
「それも政治ですね」
「ある政策で対立してもだ」
 それでもというのだ。
「別の政策ではだ」
「手を結ぶ」
「味方である」
「その場合もありますね」
「それが政治だ、だからどうしてもという場合以外はだ」
 ジャバルは強い声で話した。
「政敵と言えどもな」
「失脚させはしない」
「動きを止める程度ですね」
「そこで止めますね」
「そうされますね」
「そうするものだ」
 政治というものはというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「副主席もですね」
「グレーゾーンを最大限にし」
「敵を少なくしますね」
「そうする、それと恩はな」
 これはというのだ。
「売っておく、そしてだ」
「それは誇らない」
「そうしますね」
「副主席は」
「そして労苦もだ」
 これもというのだ。
「自分の為以上にな」
「人の為ですね」
「その為にかくものですね」
「そうでもありますね」
「そして手柄はな」
 これはというと。
「人に譲る、そして味方にだ」
「しますね」
「徐々にでも」
「そうもしますね」
「敵は作らず味方を作る」
 その様にするというのだ。
「私はな、そして政治を進め」
「そうしてですね」
「革命を進めていく」
「そうされますね」
「軍の掌握もな、こちらも政治将校や憲兵を使い」
 そしてというのだ。
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