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夢幻水滸伝
第三百五十三話 中央から八方へその九

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「絶対に」
「そうやな、やっぱり」
「基本冒険者の方々は露出が低いです」
「女の人でもな」
「そうです」
「スカートでもロングで下にタイツ穿くこと多いな」
 ガーランドは酒を飲みつつ話した。
「半ズボンでも」
「半ズボンの下のタイツも基本です」
「足を守る為やな」
「小石でも飛んだものが当たりますと」
「それで怪我するしな」
「そうなりますので」
 だからだというのだ。
「素足は基本です」
「あらへんな」
「露出はない方が安全です、勿論気候によって服装は変わりますが」
 そうであってもというのだ。
「そんなビキニアーマーやミニスカートはです」
「普通にない」
「そうです、そのことはご了承下さい」
「わかったわ」
 ウイスキーを飲んでから応えた。
「そのこともな」
「そうして頂くと有り難いです」
「この世界の事柄の一つを理解したからか」
「はい」
 受付嬢は蛙の肉を食べてから応えた。
「左様です」
「そやねんな、ほなそうしたことも理解しつつ」
「オクラホマ州を統一されますか」
「そうしてくわ」
 受付嬢に確かな声で答えた。
「おらっちは」
「宜しくお願いします、情報は集まりやすいので」
 受付嬢はガーランドの言葉を受けて微笑んで応えた。
「ご安心下さい」
「冒険者ギルドはやな」
「様々なクエストを出すということは」
 冒険者ギルドの仕事であるこのことはというと。
「それだけ情報を集めているということです」
「何処で何が起こってるか」
「そのことを把握したうえでクエストを出すので」
「問題解決にな」
「ですから」
「情報はやな」
「ギルドとしてガーランド様に逐一報告させて頂きます」
「行政機構としてか」
「はい」
 まさにという返事だった。
「そうさせて頂きます」
「ほな頼むわ」
 ガーランドは受付嬢のその言葉を受けてだった。
 そのうえでオクラホマ州の統一を進めていかんとあらためて決意した、そうしてそのうえでだった。
 実際にオクラホマ州の統一を進めていった、オクラホマシチーを拠点としてそこから四方八方に進出していったが。
 それは彼が思ったより順調でだった。
「いや、ほんまな」
「順調ですか」
「また一つ街が降ったからな」
 自分の勢力にというのだ。
「使者の言葉に頷いてくれて」
「そうなってですね」
「よかったわ、そうした感じでな」
「勢力拡大がですね」
「おらっちが思ってるよりな」
「順調ですか」
「ギルドからそれぞれの街や村の情報を貰って」
 そうしてというのだ。
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