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夢幻水滸伝
第三百五十三話 中央から八方へその一

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               第三百五十三話  中央から八方へ
 ソール=ガーランドはこの世界に来て即座に声からこの世界のことそしてこの世界における自分のことを聞いたが。
 彼は声の話が終わると自分がオクラホマシチーの冒険者ギルドの建物の中にいることに気付いた、そしてだった。
 目の前の冒険者達に話しかけようとした、すると彼等は彼を観て仰天した。
「な、何だあんた」
「急に出て来たけれどな」
「何だよそのレベルとステータス」
「それに特殊技能は」
「滅茶苦茶過ぎるだろ」
「神霊レベルだぞ」
「あんたまさか」
 冒険者達はガーランドに対して言った。
「星の方か!?」
「そのレベルとステータスは」
「ひょっとしなくても」
「この世界を救うっていう」
「どうもそうらしくて」
 ガーランドは声から言われたことをそのまま答えた。
「おらっちもこれからどうするか」
「いや、どうするかもないですよ」
「そうですよ」
「星の方ならこの世界救って下さい」
「頼りにしてるんですよ」
「そうなんやな、しかしおらっちこれからどうするか」
 彼は腕を組んで言った。
「来たばかりで何も思いつかんけどな」
「あの、それでしたら」
 ギルドの受付の一人が来て言ってきた、銀髪をショートにしたダークエルフで白いブラウスと黒いズボンという服装で胸はかなりある。
「今とんてもないクエストが来ていますが」
「どんなクエストや」
「オクラホマシチーに向かっているモンスターの大群の退治です」
 受付嬢はそのクエストのことを話した。
「その数十万」
「そのモンスターを退治せんとな」
「街は大軍に襲われたも同然となります」
「十万のな」
「守ることすらです」 
 オクラホマシチーをというのだ。
「今の街の状況では」
「難しいか」
「警察も軍隊も少ない」
「それで冒険者もクエストでやな」
「出てもらいますが」
「数が足りへんな」
「はい」
 まさにというのだ。
「これが」
「そやねんな」
「それでなのですが」
 受付嬢はガーランドに真剣な顔で言った。
「お願い出来ますか」
「おらっちもやな」
「モンスター退治を」
「丁度何をすべきかって考えはじめたとこや」
 ガーランドは受付嬢に答えた。
「ほんまな」
「それでは」
「ああ、すぐに出るわ」
 ガーランドは一も二もなく答えた。
「そうするわ」
「そうして頂けますか」
「クエストを受けてな」 
 そのうえでというのだ。
「そうさせてもらうわ」
「ではお願いします」
「そしてな」
 ガーランドはさらに話した。
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