第十一幕その二
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「私達はこれからね」
「そのご馳走を頂くんだね」
「そうするから。いいわね」
「今からだね」
「そのレストランに行きましょう」
「そうしようね」
トトも頷きました、そうしてです。
皆で赤い煉瓦の道を歩いて左右の赤い建物を観ながら進みました、その赤はまさにカドリングの赤でした。
そしてお店に着くとです。
皆はパーティールームに案内されました、それからすぐにお料理が出ましたが。
「スパゲティはボロネーゼだね」
「ピザはサラミとチーズでね」
腹ペコタイガーとお臆病ライオンはその二つのお料理を見てお話しました。
「どれも美味しそうだね」
「本当にね」
「このボロネーゼやサラミもね」
「この街の幸だね」
「そうよ、山や平地のね」
ドロシーは二匹にその通りだと答えました。
「幸よ」
「そうだね」
「じゃあ楽しもうね」
「ええ、そしてね」
それでというのでした。
「ラザニアの中の挽肉もチーズもね」
「同じだね」
「やっぱりこの街の幸だね」
「豚肉でね、それで生ハムは」
ドロシーはそちらも見ました、ボイルされたお野菜を巻いています。
「猪のもよ」
「生ハムはそちらなんだ」
「猪のものなんだ」
「それでサラダはこの街の畑で採れたもので」
先程言った様にというのです。
「メインのステーキはね」
「大きいね」
「物凄く大きな牛肉だね」
「この街の牧場のもので」
そうであってというのです。
「フォアグラもそうでね」
「トリュフは山のもの」
「そうなっているね」
「いや、豪勢だね」
「こうして前にしてお話を聞くと尚更思えるよ」
「それでデザートはジェラートが出るから」
だからだというんです。
「皆で食べましょう」
「うん、今からね」
「そうしよう」
二匹だけでなく皆も応えました、そうしてです。
皆で食べていきました、ムシノスケ教授はボロネーゼを食べてにこりとなってそのうえで言いました。
「うん、実に美味しいよ」
「ラザニアもいいよ」
「ピザだってね」
モジャボロは弟さんと一緒にその教授に言いました。
「とても美味しくてね」
「頬っぺたが落ちそうだよ」
「全くだよ、流石はドロシーが案内してくれたお店だよ」
教授はこうも言いました。
「実にいいよ」
「うん、それではね」
「どんどん食べていこうね」
モジャボロも弟さんもこう言って食べていきます、そしてボイルしたお野菜を巻いた生ハムをお野菜と一緒に食べますと。
「こちらもね」
「美味しいね」
「とてもね」
三人でお話します。
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