第二十話 人間味その十
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「早速キカイトピアと話そう」
「今すぐにだな」
「そうしよう、そしてだ」
「連中も仲間にするな」
「うむ」
ギルはその通りだと答えた。
「ここはな」
「それじゃあな」
「新たな敵が加わるのならだ」
そうなることが予想されるならというのだ。
「こちらもだ」
「戦力を増強しないとな」
「間違ってもダグデド達は仲間にしない」
それはないというのだ。
「あいつ等は癌にしかならない」
「全くだよな」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「ここはだ」
「キカイトピアだな」
「彼等だ、では彼等の居場所を教えてくれるか」
「いいぜ、そこはな」
鳥はギル達のその場所を話した、こうしてだった。
それぞれの組織の者達はキカイトピアと接触することにした、その頃最初の決戦に勝った戦隊の面々は休養を摂っていたが。
沖縄のビーチで遊んでいる彼等にだ、連絡が来た。
「えっ、別の星から!?」
「はい、そうです」
車掌がアラタに笑顔で答えていた。
「戦隊の方々が来られます」
「そうなんだ」
「何でもです」
車掌はアラタに笑顔のまま話していく。
「こちらに恐ろしい存在が来るとのことで」
「それはダグデド達かな」
タスクはそう聞いて彼等のことを思い出した。
「まさか」
「そうかも知れませんね」
車掌もその可能性を否定しなかった。
「やはり」
「そうですか、それで」
「その人達もです」
「地球に来ているんだ」
「それなら」
スパーダはその話を聞いて言った。
「その人達とも一緒に戦えるかな」
「そうだね」
アラタはそれならと応えた。
「上手くいったら」
「そうだね、ただ」
「ただ?」
「その人達がどんな人達か」
スパーダはアラタに話した。
「まだね」
「ああ、わからないね」
「だからね」
「どんな人達か見極める」
「あっさり仲間になってくれるか」
そうなることはというのだ。
「わからないよ」
「言われてみればそうだね」
アラタも確かにと頷いた。
「俺達にしても皆それぞれ個性があって」
「すぐに仲間になってくれる人もいれば」
「そうじゃない人達もいるね」
「俺は別に誰でもいいけれどな」
レオは何でもないといった口調で言ってきた。
「もう問題なくな」
「仲間になれるね」
「そうだけれどな」
こうアラタに答えた。
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