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優しい犬に懐いた子猫
第一章

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                優しい犬に懐いた子猫 
 テキサス州で農家をしているモーガン家には五匹の犬と猫がいる、犬が三匹に猫が二匹だ。
 だがその中でだった。
「切株にかい」
「そうなの、この子がいたのよ」
「ニャ〜〜ン」
 妻のジョゼフィン、茶色の波がかった長い髪の毛に飛び色の目を持つ整った顔の彼女が二メートル近い長身の黒髪と青い目のマイケル、夫の彼に白毛で耳等が黒いまだ目も開いていない雄の子猫を連れて言った。
「これがね」
「そうだったんだ」
「それでね」
 妻は夫に話した。
「近くに母猫もいなかったし」
「他の子猫もない」
「はぐれたか弱っていて棄てられたか」
「どっちかなんだ」
「このままだとね」
 妻は夫に心配する顔で言った。
「この子危ないから」
「うちで育てるか」
「家族に迎えてね」
「そうするか」
 夫もそれならと頷いてだった。
 その子猫を家族に迎えることにした、子猫をまず病院に連れて行ってだ。
 弱っていたので栄養注射をしてもらってだ、身体の蚤も取ってもらい。
 ポリーと名付け家族に迎えた、すると。
「ワン」
「ワンワン」
 黒い雄犬のムース、白い雌犬のバターは彼を優しく舐めてだった。
「ニャア」
「ウニャア」
 雄の虎猫のタイガーと雌の茶色の猫のメアリーも彼を優しく迎えた、その中でも特に十二歳の茶色の大型犬で耳が垂れている雄犬のバックスがだった。
「ワン」
「ニャア」
 いつもポリーの傍にいた、そしてだった。
 彼を護る様にいて優しい目を向けた、夫婦はそんバックスを見て言った。
「特にバックスがな」
「ポリーに優しいわね」
「まるで親みたいだな」
「いつもポリーの傍にいてあげてね」
「ミルクをやる時も」
 ポリーにだ。
「いてくれてな」
「それでポリーもね」
「ずっと傍にいるな」
「バックスのね」
 見れば実際にだった、彼等は一緒にいてだった。
 ポリーが成長すると常にバックスの傍にいて一緒に遊んだ、夫婦はそんな彼等を見てそのうえで
言ったのだった。
「すっかり親子だな」
「犬と猫でもね」
「そうなってるな」
「ええ、それでポリーの仕草が」 
 それがというのだった。
「もうね」
「犬みたいだな」
「そうなっているわね」
 こう話してだ、そのうえでだった。
 二匹を優しく見守った、ポリーは犬と一緒にいて犬の様な仕草をしてそのうえで喉を鳴らしていた。
 この話を聞いてだ、ミシガン州郊外で大きな家に住んでいる不動産業を営んでいるブラウン=キャロラインアフリカ系の初老の男の彼は妻のキャラウェイ赤髪のアフリカ系の初老の女性の彼女に話した。
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